大阪府、障がい者雇用の拡大に向け農と福祉の連携を支援する相談窓口を設置
2015年05月13日
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農と福祉の連携を支援
近年、各地で農業の分野で障がい者雇用をという機運が高まっているが、農と福祉の連携は分野が多様化しているため、最初にどこへ相談に行けばいいか分からないという声も多いという。
また福祉事業所などで生産した農産物は販路確保などの経営的課題や、農業を営む事業者が障がい者を雇用した場合の、障がい者への指導などさまざまな課題もあり、事業化の取り組みが進まない現状がみられる。
さまざまな相談をひとつの窓口で
そのような状況を打開すべく、大阪府では障がい者の雇用、就労による企業などの農への参入を促進するための、ワンストップ相談窓口「ハートフルアグリサポートセンター」を2015年4月1日(水)に農政室推進課内に設置。自治体の新しい支援の取り組みとして話題となっている。
同センターでは、参入に関する相談を一元化した窓口で対応。寄せられたそれぞれの課題に対し、関係行政機関、既参入企業などで構成する企業コンソーシアム、そのほか社会福祉法人などとも連携し、参入の準備段階から参入後の事業継続までを考えた連続した支援を行う。
同センターは農と福祉の連携に賛同する企業からの支援も募っており、たとえばハートフル企業などで生産した農産物を購入、また食材として使いたい。農と福祉の連携支援で障がい者の雇用、就労に貢献したいなどの、協力の連絡を待っているという。
この事業を新たに紹介、普及するための資料として関連ホームページからも閲覧できる「農と福祉の連携ブック」を発行。既参入企業などの実例を写真入りで紹介し、参入のためのQ&Aなどで今後参入を検討する人に具体的な解説がなされている。農と福祉の連携に興味のある人はまず資料を。
(画像は「農と福祉の連携ブック」より)
▼外部リンク
大阪府報道発表資料
http://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?siteハートフルアグリサポートセンターについて
http://www.pref.osaka.lg.jp/nosei/heartfull_agri/index.html農と福祉の連携ブック
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/25303/00000000
記事提供:障害者雇用インフォメーション|