川崎市、障がい者雇用推進に向けた企業、当事者双方への冊子を発行
2015年05月08日

急速に変化する障がい者雇用事情へ対応
近年の法的な障がい者雇用を活発化させる動きに伴い、障がい者が働く制度設計は急ピッチで進んでいる。そこで川崎市は企業が障がい者雇用に取り組む上での、また当事者が企業で働くためのハードルを下げるとともに、誰もが働きやすいダイバーシティの環境を作るために「川崎市障害者雇用ハンドブック」と「3days チャレンジかわさき」を発行する。
企業こそが障がい者雇用の要である
障がい者雇用の主役は企業という考えのもとに、市職員による民間企業100社以上への聞き取りや企業への雇用支援の経験をまとめた「川崎市障害者雇用ハンドブック」は、業務の標準化や効率化、労働力が人口減少する中での人材確保、社内コミュニケーションの活性化など障がい者雇用を進めることの企業へのメリット。
ほか障がい者雇用を進めるステップとその支援機関の紹介や仕事を考える、伝え方・伝わり方を考える、働きやすさを考えるなど障がい者と一緒に働く姿を考えるヒント、2つのリーディング企業(株式会社アルファメディア、株式会社良品計画)への雇用戦略インタビューなどを掲載。
職場体験で当事者に接したことで大きく変わる
2014年度実施した市内23社の企業と障がい者が3日間の職場体験に挑戦した事業結果にのっとり、企業と障がい者が雇用に向かうことを目的にした「3days チャレンジかわさき」は、3日間で、職場の雰囲気が変わった事例を実施23事業所から厳選した7事例を紹介する。
ハンドブックは発行部数1000部で、主な配布先はハローワーク川崎、ハローワーク川崎北、市内就労援助センター他。チャレンジかわさきは発行部数500部で主な配布先は市障害者雇用・就労推進課。ホームページからの閲覧(PDF形式)もできる。
▼外部リンク
川崎市のプレスリリース
http://www.city.kawasaki.jp/350/cmsfiles/contents川崎市公式ウェブサイト
http://www.city.kawasaki.jp/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|