エスプール、知的障がい者専用の企業向けの貸し農園を3か所増設
2015年04月27日
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農業で障がい者雇用の職場を創出
ビジネスソリューション事業、人材アウトソーシング事業の株式会社エスプールの子会社で、障がい者雇用支援事業を行う株式会社エスプールプラスは、障がい者雇用促進のため、知的障がい者専用の企業向けの貸し農園「わーくはぴねす農園」を千葉県内に2か所運営している。
ますます求められる企業の障がい者雇用
障害者雇用促進法で民間企業は、法定雇用率2.0%が義務化され、さらに2015年4月1日からは納付金の対象が100人超の企業に拡大されるなど障がい者雇用への取り組みが求められている。しかし民間企業に就職している障がい者雇用率は6%。そのうち75%が身体障がい者である。
精神障がい者、知的障がい者の雇用はまだまだ雇用が進んでいないという現状がある。同社では障がい者の就職を支援する千葉県指定の就労移行支援事業所「障がい者就職塾」5校を運営。また貸し農園を2010年から運営、主に重度の知的障がい者がやりがいを持って長期間働くことのできる職場として企業に提供している。
企業のCSR、地域貢献にも貢献
貸し農園の特長は、収穫野菜を主に企業の福利厚生に利用しCSRにも貢献する。各企業の農園管理者には主に近隣の高齢者を採用し、地域のシルバー雇用にも役立てる。
今後さらに障がい者雇用が拡大することが予測されるため、同社では年内に3か所の農園を増設、企業の障がい者雇用の機会、働く場所を増やしていくという。障がい者雇用にはさまざまな形態がある。このようなシステムを利用しての雇用実現も一案といえよう。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社エスプールのニュースリリース
http://pdf.irpocket.com/C2471/Q8aV/nnnn/v231.pdf株式会社エスプール
http://www.spool.co.jp/株式会社エスプールプラス
http://support.spool.co.jp/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|