聴覚障がい者参加の会議を充実させるコミュニケーションツール発売
2015年04月20日
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聴覚障がい者参加型コミュニケーションツール発売
富士通株式会社と株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリが、2015年5月中旬に聴覚障がい者参加型コミュニケーションツール「FUJITSU Software LiveTalk(フジツウ ソフトウェア ライブトーク)」を企業や学校に向けて販売を開始する。
聴覚障がい者が会議に参加する時の課題
聴覚障がい者が会議に参加するおりの課題として、これまでの筆記通訳等の情報伝達では議論の内容を同時並行で把握することが難しく、然るべきタイミングで発言ができないということが言われてきた。また聴覚障がい者が会議、打ち合せに参加する度に、情報伝達者が同席する負荷も高い。それは教育の現場でも同様の課題となっている。
会議、授業参加者が即時に情報を共有できる
そこで会議や授業など複数の人が情報を共有する場面で、発話者の発言を音声認識し、瞬時にテキストに自動変換して複数のパソコン画面に表示することで、参加者全員が同時に情報を共有できるソフトウェアを開発。
さらにパソコンからのテキスト入力やスタンプツールなどの機能を備え、今まで聴覚障がい者と健聴者が同じ環境で一緒に働く、また学ぶ上で必要だった、スムーズな双方のコミュニケーションを同製品で実現した。
販売価格は「FUJITSU Software LiveTalk」 1セット(5ライセンス)200,000円、追加1ライセンス50,000円(税別)。この中にパソコン、音声認識ソフトウェア、マイク、無線LANルータの価格は含まれない。
企業側としては、聴覚障がい者と共に働く職場環境をより向上させるツールとして、こうしたソフトの活用も検討したいところだ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
富士通株式会社のプレスリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2015/04/14.html富士通株式会社
http://www.fujitsu.com
記事提供:障害者雇用インフォメーション|