「おもてなし経営企業選」に選出、社員が幸せになる会社を目指すLFC株式会社
2015年04月12日

経産省が推奨する「おもてなし経営」とは
経済産業省では社員の意欲や能力を引き出し、地域社会貢献、顧客に付加価値、差別化されたサービスを提供する経営を「おもてなし経営」と名付け、地域のサービス事業者のビジネスモデルとして推奨している。
その一環として2012年度から優れた事業者の取り組みを紹介、表彰する「おもてなし経営企業選」を実施。先日2014年度の「おもてなし経営企業選」選出企業が発表された。
物流会社が掲げる「大家族主義経営」
中でも岐阜県のLFC株式会社は手作業での服のほつれ直し、しわ伸ばしといったアパレル物流や検査体制を強化した物流加工サービスで、他社とのサービス差別化を図っていることに加え、「大家族主義経営」を目指し障がい者や高齢者、女性の雇用に積極的に取り組む点などが評価された。
障がい者が他の社員と同様に働く
障がい者雇用に取り組むきっかけは、同社の井上社長が地元の特別支援学校から職場体験に来た生徒との経緯から障がい者の自立支援の必要性を認識し、働くその場を自社で作ろうと考えた。
今まで障がい者を14名採用し辞めた人はいないという。同社は彼らが自立できるような育成をするために、他の社員と同じように自社の戦力として活躍してもらうことが必要という考え方の元、そのために業務フローにさまざまな工夫を凝らすなどしている。
同じ作業場で一緒に作業をすることで、社員全体のコミュニケーションが生まれ、職場の活気につながるという。それが同社の「大家族主義経営」だ。
同社は2014年日本でいちばん大切にしたい会社大賞「実行委員長賞」も受賞している。同社の取り組みは同社ホームページや「おもてなし経営企業選」ホームページなどでも知ることができるのでぜひ参考にしてほしい。
▼外部リンク
感動倉庫LFC株式会社
http://www.lfc-lg.co.jpおもてなし経営企業選
http://omotenashi-keiei.go.jp/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|