障がい者雇用のためのノウハウが詰まった「障がい者雇用の教科書」
2015年04月03日
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障がい者雇用の目標が達成されていない現状
現在、国内には障がい者が約787万9000人、人口比の約6%いるのだが、従業員数50名以上の民間企業については常用雇用者数の2.0%の障がい者を雇用する義務が障害者雇用促進法で定められているにも係わらず、2014年度厚生労働省発表によれば、2014年度の実雇用率は1.82%。これまでで最高の数値だが目標の2%には達していない。
達成企業数は全国で44.7%、未達成企業は約4万7000社あり、その中で障がい者の雇用数0人という企業は約2万8000社に上る。
著者は就労支援専門のコンサルタント
このような状況をふまえ、就労支援専門のコンサルタントの二見武志氏が著した本が有限会社太陽出版から2015年4月2日(木)に出版された「障がい者雇用の教科書~人事が知るべき5つのステップ」1,728円(税込み)だ。
著者は障がい者雇用研修の講師として実際に800社以上の企業で採用、雇用管理、職務設計、社内啓発、職場定着などの研修、セミナーを行い、700名以上の障がい者の就職を支援してきた経験から、障がい者を採用する意思があってもノウハウがなく雇用に取り組めない企業が多いと感じているそうだ。
また大都市では障がい者の売り手市場が進み、目標を達成している企業が多いが、地方では人材不足で目標を達成することが厳しい状況にあるとも。
事例に基づいたノウハウを分かりやすく解説
同書は経営者・人事担当者に向け、企業が障がい者雇用をどのように考え、実施していくべきかを「ユニクロ」で知られる株式会社ファーストリテイリングや「無印良品」の株式会社良品計画などの実例をあげそのノウハウを解説。企業が障がい者雇用を行うためのガイドブックになっている。
(image:
Amazon.co.jp/より)
▼外部リンク
「障がい者雇用の教科書」書籍紹介
http://www.taiyoshuppan.net/books/cat7/post-420.php
記事提供:障害者雇用インフォメーション|