当事者が社長!ダイバーシティ経営企業100選受賞のミライロ
2015年03月21日
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「ダイバーシティ経営企業100選」とは
「多様な人材の能力発揮により価値を創造し、経営成果をあげている企業を表彰する」ことを目的に、経済産業省が2012年度から行っている「ダイバーシティ経営企業100選」。
当事者が社長を務めるミライロが受賞
平成26年度の「ダイバーシティ経営企業100選」を受賞した株式会社ミライロはバリアバリュー(障がいを価値に)という企業理念をかかげ、高齢者、障がい者など全ての人が快適に過ごせる社会づくりのためユニバーサルデザインのコンサルティングを行っている会社。
同社の代表取締役社長で一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会代表理事でもある垣内俊哉氏は、生まれつき骨が脆く折れやすいため車椅子での生活を送っている障がいを持つ当事者だ。
自身の経験を武器に大学時代に起業
学生時代から多数の自身の経験を基にしたビジネスプランを考案し、高い評価を受け、立命館大学大学在学中に株式会社ミライ口を設立。ユニバーサルデザインを提案するコンサルタントとしての活動のほか、教育機関と連携して障がいのある学生をインターンシップ生として受け入れ新しい働き方を提案。
また障がいのある大学生向け就労支援連続講座「バリアバリューアカデミー」を開講し就職活動を支援するなど、障がい者雇用の推進、拡大にアイデアと力を注いできた。
障がいのある当事者の視点を強みにした、的確で経済効果の高いユニバーサルデザイン化の実践や、新規ビジネスモデルとその成功事例が高く評価され今回の受賞となった。
現在、同社の障がい者雇用率は40%を達成。障がいのある社員の講演、研修回数が年間150件を突破するなどその活躍はめざましく、バリアバリューを実現している。理想的なダイバーシティマネジメントを実践する同社の今後に注目していきたい。
▼外部リンク
株式会社ミライロのニュースリリース
http://www.mirairo.co.jp/news_list/5442株式会社ミライロ
http://www.mirairo.co.jp/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|