障がい者を含む多様な人材の活用を考えるダイバーシティマネジメントとは?
2015年03月15日

ダイバーシティの基本理念
昨今、さまざまな企業がダイバーシティ(多様性)についての取り組みを行っている。ダイバーシティの基本概念は個人ひとりひとりの違いを尊重し、受け入れ、また違いに価値を見出し、職務に関係のない特質に係わらず個人の成果や能力、仕事への貢献のみを考慮する。そして全社員を組織に平等に参加させ、能力をマキシマムに引き出すことだ。
企業の力を高めるダイバーシティマネジメント
このことにより、組織のパフォーマンスを向上させることが企業におけるダイバーシティの目的である。ダイバーシティを推進、成功させている企業は、単なる多様な人材の採用や定着だけではなく、人材の活用に焦点をあてる取り組みを行っている。
企業内の人材を無駄にせず、従業員全員が高い生産性を持って働ける環境づくりを構築する統合的な経営戦略をダイバーシティマネジメントという。障がい者雇用に取り組む上で、このマネジメントを理解、実践することは今後必要不可欠なこととなる。
ダイバーシティマネジメントの好例を紹介
2015年3月13日(金)に株式会社労働新聞社から発売された「ダイバーシティマネジメントの実践 -豊富な事例で学ぶ、多様な雇用の実際-」東京都社会保険労務士会編、1,944円(税込み)では、インターンシップについての解説や各労働者層への対応事例を紹介。また実務に役立つQ&Aも収録している。
障がい者については、現状の確認、雇用する企業の現状、福祉的就労の現状、障がい者手帳のない障がい者の現状から障がい者雇用率40%で生産性をあげている会社、精神障がい者の労務管理体制を構築した会社などの実例紹介やその考察などが詳細に書かれている。
事業主、企業の人事労務担当者をはじめ、労働者の働き方を考えるための1冊としてぜひ参考にしてほしい本である。
(image:
Amazon.co.jpより)
▼外部リンク
株式会社労働新聞社書籍紹介ページ
http://www.rodo.co.jp/book/labor/9784897615455.php株式会社労働新聞社
http://www.rodo.co.jp/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|