京丹後市内の障がい者事業所製品販売ショップでオリジナルスイーツを開発販売
2015年03月13日

法人が集まってつくったショップ
京丹後市内にある4法人、9つの障がい者事業所で、就労および訓練の一環として製作している独自の製品を集め販売している、クリエイトショップ「くりくり」(店舗実施主体・京丹後市障害者事業所製品販売連絡協議会)。
地域にも愛されるショップを目指して
2013年9月に峰山ショッピングセンターマイン内に開店以来、製品の販売だけにとどまらず、障がい福祉のさらなる向上を地域に向け発信するベースとなるべく活動を進め、順調に営業を行っている。
同店がスタートして数か月が経過した頃から店の顔となる商品が欲しいという意見が担当者会議の中であがり、統一商品をつくるため舞鶴在住のパティシエに依頼し、提案をしてもらった数種類のレシピの中から検討した結果「焼きドーナツ」を考え付いたという。
その後パティシエに文書で提案をもらい、担当となった3作業所が試作、講習会を行うなどさまざまな試行錯誤の末、商品の完成に至った。その商品が2015年3月から販売される焼きドーナツ「ぼんべにえ」だ。
試行錯誤の末に生まれた焼きドーナツ
フランス語でおいしいドーナツという意味のBon beigne(ぼんべにえ)から名付けられた。「ぼんべにえ」は、プレーンをはじめ、ココア&チョコチップ味、レモン味、レーズン&白あんなど幅広い年齢層の人が楽しめる8つのテイストを開発した。
3月11日、12日には新発売セールとして、お目見え記念半額セールを開催、また日頃同店を応援しているサポーターズ会員には、会員証提示で好きな味を1つ配布するサービスも。
地域の法人、作業所が団結し、施設でつくる製品の販路を広げる動きが各所で行われる中、クリエイトショップ「くりくり」の精力的な活動は参考にしたい好事例といえよう。
▼外部リンク
「くりくり」ホームページ
http://www.cricri-tango.com/京丹後市障害者事業所製品販売連絡協議会の報道資料
http://www.city.kyotango.lg.jp/shisei/shicho/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|