積極的な障がい者雇用で高評価!クラロンが「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞に
2015年03月12日
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今回創設の「厚生労働大臣賞」を受賞
厚生労働省は6日、同省が講演し、人を大切にする経営学会が主催する第5回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の受賞者が決定したとして、受賞団体を公表した。ノミネートされた47件から、13団体の受賞が決定しているが、今回創設された「厚生労働大臣賞」には、福島県の株式会社クラロンが選ばれた。
「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞は、平成22年度から毎年1回実施されているもので、従業員とその家族、外注先及び仕入れ先、顧客、地域社会、株主と、企業を取り巻く人々に対する使命と責任を果たし、人を大切にする経営を実践している企業や団体に贈られているもの。表彰事業を通じ、ひろく他の模範となることが期待されている。
この表彰事業において、今年から厚生労働省は、障がい者や高齢者、女性などの活躍の場を積極的に設けたり、長時間労働を削減したりと、総合的な雇用管理において優れた取り組みを実践している企業を対象に「厚生労働大臣賞」を交付することを決め、初の受賞企業として、積極的な障がい者雇用を行うクラロンを選定した。
実雇用率35.3%!幅広い雇用で地域社会に貢献
クラロンは、昭和31年2月に設立された福島市八木田字並柳に本拠地を置く企業。主にスポーツウェア、学校体育着のメーカーとして、東北6県、新潟県、栃木県、茨城県にある約1,200校の児童・生徒に製品を提供している。関連会社として、株式会社クラロンスポーツももつ。
『みんなが望む健康、みんなに優しいスポーツウェア』を経営理念とし、創業以来障がい者の正規雇用にも積極的に取り組んできており、現在の障がい者雇用率は、実雇用率で35.3%(重度ダブルカウント含む)に上っている。これは福島県内でもトップの実雇用率だそうだ。
高齢者や女性の雇用も推進しており、こうした取り組みが高く評価され、受賞理由では、地域社会に貢献するなくてはならない存在の企業であるとされた。
なお、この厚生労働大臣賞を含む第5回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の表彰式は、3月20日に法政大学市ヶ谷キャンパスにて開催される予定となっている。
▼外部リンク
厚生労働省 報道発表資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000076500.html株式会社クラロン ホームページ
http://www.d7.dion.ne.jp/~kuraron/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|