利尻富士町、第4期の障がい者計画・障がい福祉計画に関するパブリックコメントの実施を発表
2015年02月28日
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3月10日まで意見を募集
北海道の利尻富士町は24日、平成27年度から平成29年度を計画期間とする「第4期利尻富士町障がい者計画・障がい福祉計画」の素案をまとめ、ホームページ上などで公開を開始した。策定に向け、町民からの意見を募るパブリックコメントを実施する。
障がい者計画は、障がい者の自立および社会参加の支援を目的とした施策の総合的活計画的推進について、基本的な事項を定めたもの。一方の障がい福祉計画は、障がい者を主体とした支援体制づくりを進め、本人が望む暮らしの実現や、当人の意欲・特性に応じた地域活動が保障される環境整備に向けて、障がい福祉サービスや相談支援などが計画的に提供されるよう策定するものとなっている。
意見の募集期間は、3月10日まで。素案は、福祉課福祉介護係・鬼脇支所窓口で閲覧できるほか、ホームページ上のPDF版でも見ることができる。意見は所定の様式に記入し、前述の窓口へ直接持参するか、郵送・FAX・電子メールのいずれかで送付提出すればよい。
関係機関との連携強化、軽作業訓練事業や就労相談の充実を図る方針
公開された素案資料によると、障がい者雇用に関しては、現状のアンケート調査で、今後、就労推進に必要な条件・支援として「職場での障がいの理解」や「職場での介助や援助」などが多く挙げられているといい、地域全体での支援体制強化が不可欠とされている。
そのための具体的実施計画として、まず公共職業安定所などの関係機関と連動し、町内および広域の事業所に対して障がい者雇用に関する普及・啓発運動を推進する。また一般就労が困難な障がい者には福祉的就労の拡大を図ることで、就労の場を確保するものとし、広域的連携のもと事業者への理解と協力を促していく方針としている。
さらに、軽度の知的障がい者に対して、水産加工やクリーニングの仕分け、ホテルなどの施設における清掃、および食器洗いといった作業の訓練を各事業所の指導者のもとで行う、軽作業訓練事業の実施を前向きに検討するという。
また、障がい者本人のニーズを的確に踏まえ、就業面・生活面の一体的支援を行うべく、障害者就業・生活支援センターを中心とした就労支援ネットワークなどを十分に活用し、それぞれに合った職場を得ることができるよう、就労相談の充実化を図ることも明記した。
▼外部リンク
利尻富士町 お知らせ パブリックコメントの実施について
http://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/1488「第4期利尻富士町障がい者計画・障がい福祉計画」素案資料
http://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/secure
記事提供:障害者雇用インフォメーション|