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商船三井、自動車船内固縛用ラッシングベルトで障がい者就労支援も実現するリサイクルスキームを構築

2015年02月24日

商船三井、自動車船内固縛用ラッシングベルトで障がい

海運業界初!資源リサイクルと障がい者就労支援を同時に実現
株式会社商船三井は20日、自動車船で使用済みとなった車両固縛用の資材「ラッシングベルト」のリサイクルスキームを考案し、導入したことを発表した。海運業界としては初となる独自の仕組みで、障がい者就労支援と資源の有効利用を実現する画期的なものとなっている。

これまで海運業界では、耐用年数を経過し、不要になった中古ラッシングベルトを産業廃棄物として処理してきた。しかし、ラッシングベルトは、プラスティック部分と金具部分に分類され、プラスティック部分は二次燃料に加工、金具部分は鉄屑として再利用につなげることが可能なのだという。

そこで商船三井では、こうしたリサイクル可能な材料の廃棄をやめ、大分県内のリサイクル処理業者に集約し、再資源化を図ることとした。

中間処理となる解体作業を障がい者就労支援所に委託
また、このリサイクルスキームにおいて、不要となったラッシングベルトの中間処理にあたる解体作業を、大分県内の障がい者就労支援NPOが運営する就労支援所に委託することで、障がい者の就労を支援する社会貢献活動ともなるようにしている。

障がい者就労支援所の作業場では、陸揚げされ運ばれてきた中古ラッシングベルトを、ポリエチレン製の落下防止プレートとポリエステルのベルト部分、鉄でできたフック、レバー部分に分解、スムーズにリサイクルが行える状態にして、処理業者へと渡す。

その後、処理業者による再資源化で、それぞれ県内工場で燃料として用いられる固形燃料となったり、リサイクル鉄として県内の製鉄所へ送られる資源となったりするという流れだ。

商船三井では、今後も社会とともに持続的に成長することを目指す企業として社会貢献活動に取り組んでいきたいとしており、今回発表された画期的なリサイクルスキームは、ひろく注目を集めるものとなると見込まれる。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社商船三井 プレスリリース
http://www.mol.co.jp/pr/2015/15012.html

記事提供:障害者雇用インフォメーション

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