熊本市、知的障がい者・精神障がい者のチャレンジ雇用を実施
2015年02月19日

16日より嘱託員の募集を開始
熊本市では、自治体として障がい者の雇用を率先して推進し、地域における障がい者雇用への理解を深めてもらうことや、障がい者の一般就労へ向けたスキルアップをサポートすることなどを目的に、知的障がい者または精神障がい者のみを対象とした嘱託員募集を開始した。「チャレンジ雇用」として実施するもので、2月16日より応募の受付が開始されている。
募集するのは、知的障がい者1名と精神障がい者1名の2名。年間を通じて職務に従事することが可能で、雇用終了後、この就労経験を生かして一般就労を目指す意欲があれば応募できる。ただし、以前すでに嘱託員として熊本市に任用されたことがあり、一定期間を経過していない場合には、応募資格が与えられないこともあるとされている。
雇用期間は平成27年4月1日から平成28年3月31日までの1年間。なお4月1日からの2カ月間以内は試用期間とするほか、この雇用期間を更新・延長する場合もあるという。勤務は祝日・年末年始を除く月曜日から金曜日までの平日週5日、8:30~17:15のうち6時間45分(休憩時間1時間を含む)。報酬は、時給680円となっている。
受付は27日まで、3月9日に選考試験実施
採用された障がい者は、熊本市役所または熊本市の施設のいずれかで勤務することとなり、知的障がい者には、文書整理・封入、宛名シール貼り、収受文書の課内配布、他課への書類配達・回収、シュレッダー作業、資源ボックスの整理、簡単な入力作業などが任される。
精神障がい者には、PCによる画像などの保存、平易な文書などの入力、文書整理、通知書の封入、宛名シール貼り、他課への書類配達・回収、資源ボックス整理などに従事してもらう予定だ。
応募は2月27日まで受け付け、課題作文と面接および実技による試験の総合成績により選考する。試験は3月9日に実施予定で、応募者多数の場合は翌日の10日も実施するという。合格発表は3月20日までに、電話連絡で行われる。詳細は熊本市ホームページで確認を。
▼外部リンク
熊本市 嘱託員募集(チャレンジ雇用)について
http://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/detail.aspx
記事提供:障害者雇用インフォメーション|