宮城県、「障害者雇用アシスト事業」の企画提案募集を開始
2015年02月02日
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企業訪問やセミナーの実施で障がい者雇用を支援
宮城県は1月30日、平成27年度に障がい者雇用のさらなる促進を図るため、「障害者雇用アシスト事業」を業務委託により実施することを決定し、公募型企画提案方式による企画提案募集の受け付けを開始した。提案書の提出期限は、2月9日17:00必着となっている。
宮城県によると、同県の障がい者雇用状況は、ハローワークを通じた就職件数で、4年連続の過去最高を記録するなど、徐々に改善傾向はみられるものの、いまだ就労を希望しながら、その場を得られていない障がい者が多いという。県内民間企業の障がい者雇用率も、平成26年6月1日時点で1.74%と法定雇用率を下回っているほか、全国平均の1.82%よりも低い値にとどまっている。
「障害者雇用アシスト事業」は、こうした現況の改善を目的に展開するもので、事業を通じ、県内の事業所における障がい者雇用の機会拡大と職場定着の推進を目指していく。
プレゼンテーションは2月12日に実施
事業の委託期間は平成27年4月1日から平成28年3月31日までの1年間。予定価格は27,697,680円(税込)とされている。
具体的な内容としては、まず、実際に企業を訪問し、利用できる各種支援制度や支援機関の紹介、障がい特性や雇用における企業の社会的責任などについての説明を実施すること、企業の障がい者雇用に対する取り組みや課題について情報を収集し、誰もが閲覧・利用できるデータとして整理・蓄積し、関係機関へ提供すること、悩みを抱える企業に対して必要な支援や助言を行うことなどが挙げられている。
また、障がい者雇用に対する理解促進を図るため、セミナーの実施や好事例に関するハンドブックなどの作成・配布も行う。加えてこのほかに、障がい者雇用率の向上につながると考えられる、受託企業のノウハウや体制を活かした取り組みを実施することも依頼している。
企画提案に参加を希望する事業所は、必要書類をそろえ、県の経済商工観光部 雇用対策課 雇用推進班まで提出する。募集締切ののち、2月12日に県庁内会議室においてプレゼンテーションを実施する予定で、こちらの詳細については、対象となる提案者に別途通知すると案内されている。
関係書類などは宮城県ホームページから提供されているので、詳しくはそちらで確認を。
▼外部リンク
宮城県 「障害者雇用アシスト事業」の企画提案募集について
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/koyou/asistjigyou.html
記事提供:障害者雇用インフォメーション|