米子市、これからの福祉・障がい者就労を考えるフォーラムを開催
2015年01月13日

新年恒例の福祉フォーラムを実施
鳥取県は1月10日と11日の2日間、新年恒例となっている福祉フォーラム「あいサポートとっとりフォーラム15」を米子市公会堂で開催した。今年で15回目を迎えたこのフォーラムでは、鳥取県が推進する「あいサポート運動」につながるイベントとして、さまざまなジャンルの有識者も招き、これからの福祉を官民一体となって考える機会がもたれた。
初日の10日には、「人を育てること」をテーマにしたパネルディスカッションが行われたほか、「障害保健福祉施策の動向」についての基調講演、「超高齢化社会をいちはやく目の当たりにする鳥取県の準備」と題したシンポジウムが実施された。
また「障がいを知り 共に生きる」をテーマとした対談、「福祉日本を目指す政治家新春討論」なども行われ、迫る超高齢化社会の到来で、より障がい者就労も重要なポイントとなるといった意見が交わされ、適切な支援施策によって、共に支え合う社会を構築していくことが急務であることなどが確認された。
新しい就労支援でさらなる雇用促進を
続く11日には、障がいのある子どももない子どもも、尊厳をもって健やかに成長できる社会を目指し、「虐待・・その後の子供たち」と題した記念講演と「家族・家庭・親そして社会」をテーマにしたパネルディスカッションが行われた。ほかに「てんかんの包括医療」についての分科会も開かれ、専門家によるディスカッションが展開された。
昼食休憩をはさんだ午後の部は、地方創生担当大臣の石破茂氏らも招いた「大きなスケールで地域活性・地方創生・福祉創生で日本創生」と題した記念対談で幕を開け、続いて障がい者就労のグランドデザインとして「新しい時代の就労支援を切り拓くクリエーター」をテーマにした基調報告とシンポジウムが行われた。
就労支援における先進的取り組みや現状について、障害者就業・生活支援センターやNPO法人の代表らがゲストとして登壇し、参加した人々は熱心に聞き入っていた。
▼外部リンク
鳥取県 報道発表資料
http://db.pref.tottori.jp/pressrelease.nsf/あいサポートとっとりフォーラム15 案内チラシ
http://db.pref.tottori.jp/pressrelease.nsf/5725f7416
記事提供:障害者雇用インフォメーション|