障がい者就労を支援する団体にも。パルシステム千葉NPO助成基金
2014年12月31日
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地域への貢献、還元の形
パルシステム千葉では、2001年度から地域の問題に市民事業、活動として取り組んでいる地域のNPO団体を資金面で支援し、住み良い地域づくりを目指すという「パルシステム千葉NPO助成基金」を設置している。
2014年度現在、これまでの14年間でNPO助成金額の総額は39,162,896円、交付団体数はのべ171団体を数える。なおパルシステム千葉は、パルシステム千葉NPO助成基金の事務局を、特定非営利活動法人NPO支援センターちばに業務委託している。
障がい者就労支援団体にも助成
2014年度パルシステム千葉NPO助成基金の交付先の中には、障がい者雇用を進める「NPO法人障がい者の就労を支援する会」も入っている。
同法人は2011年、特別支援学級の先生などが集まり、就職が難しい教え子たちの居場所をつくるために資金を出し合い立ち上げた。行政や日本橋三越元総料理長の小堺シェフの協力を仰ぎ、千葉公園に喫茶軽食レストラン「カフェ・ハーモニー」をオープン。
2014年4月からNPO法人と就労支援施設の認可を得て、同年千葉市長の協力もあり千葉公園の蓮華亭に売店を開店。また実習希望者が増え、多くの人数を受け入れるため、農園栽培事業「ハーモニー農園」を始めるなど障がい者へ多様な就労の場を次々に提供している。
地域支援の助成金を活かす
このような活動に助成金は大きな役割を果たしている。障がい者の雇用拡大、就労支援を行う団体は、このような地域の助成金の利用も考えていきたいものだ。
なおパルシステム千葉では2015年度の助成事業を公募中。公募締め切りは2015年1月19日(月)まで。1月9日(金)、10日(土)には事前説明会を実施する。説明会は事前申し込みが必要となる。
▼外部リンク
パルシステム千葉
http://www.palsystem-chiba.coop/パルシステム千葉NPO助成基金
http://www.palsystem-chiba.coop/activity/kyoudou/npo_fund第15回「パルシステム千葉NPO助成基金」公募スタート
http://www.palsystem-chiba.coop/news_post/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|