ダイヤモンドダイニング、雇用管理で学会も認める「日本の新しい障がい者雇用モデル」を確立
2014年12月29日
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就労からキャリア形成、マネージメントまで自ら実施する支援体制を構築
居酒屋やレストランなどの飲食事業やアミューズメント事業を手がける株式会社ダイヤモンドダイニングは26日、同社の障がい者雇用における取り組みが認められ、「日本精神障害者リハビリテーション学会 第22回いわて大会」で、「日本の新しい障がい者雇用モデル」として発表されたことを明らかにした。
この「日本精神障害者リハビリテーション学会」は、11月1日にアイーナいわて県民情報交流センターで開催されたもの。このなかで、ダイヤモンドダイニングが2012年から医療機関、障がい者雇用就労機関とともに推進してきた障がい者雇用プロジェクトの成果が認められ、とくにその雇用管理が「ダイヤモンドダイニングモデル」として評価された。
誰もが職を通じて社会に参加、新しいモデルの発展を目指す
この「ダイヤモンドダイニングモデル」として進める同社の障がい者雇用では、“ピアサポート”“ピアカウンセリング”の考え方を重視し、障がい者手帳をもつ障がい者スタッフ自身が、障がい者雇用の責任者となっている。
そのため、障がい者スタッフが人事評価制度の構築や運用、カウンセリングなどの人事雇用管理、公共職業安定所や各種支援機関からの応募受付、面接・採否決定などの採用管理、さらには雇用後の導入研修や人材育成、助成金の申請管理、予算実績管理などのマネージメントも担当しているという。
責任者となっている障がい者スタッフは、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が実施する2号職場適応援助者養成研修、または厚生労働大臣が定める第2号職場適応援助者養成研修を修了した、第2号ジョブコーチでもあるそうだ。
障がい者雇用における責任者は、健常者の従業員とすることが一般的となっているが、当事者の立場からともに支え合い、自立してあらゆる業務を進めていくダイヤモンドダイニングのモデルは、新たな障がい者雇用のかたちを示している。こうした体制が可能となる支援と職場環境を整備した同社の取り組みは注目に値する。
ダイヤモンドダイニングでは、今後もこの新しい障がい者雇用モデルを発展させ、実績を積み重ねて、医療機関・障がい者就労支援機関と協力しながら、社会へとこのモデルを提案していきたいとしている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社ダイヤモンドダイニングによるプレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000153.000007303株式会社ダイヤモンドダイニング ニュース
http://www.diamond-dining.com/news/2014/12/26
記事提供:障害者雇用インフォメーション|