ヒューマンリソシア、「チャレンジドオフィスお台場」を開設
2014年12月28日
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人材サービスのヒューマンリソシアが障がい者スタッフ中心の職場を開設
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、1988年の創設以来、人材派遣、アウトソーシング、国際人材コンサルティングなど幅広い人材サービスを手がけるヒューマンリソシア株式会社は25日、障がい者スタッフが中心となって事業を進める「チャレンジドオフィスお台場」を新設したことを発表した。
この「チャレンジドオフィスお台場」は、これまで同社グループが取り組んできた障がい者雇用をさらに推進させ、雇用の安定を図る目的で設立されたもの。一般の労働者の中で、少人数の障がい者スタッフが単純作業を繰り返し行うという働き方では、ひとりひとりの個性を活かすことが難しいほか、働く本人のモチベーションアップにもつながらないことなどから、早期退職となってしまうケースが少なくなかったという。
そこで、こうした従来の課題を解決し、職場定着率を改善するには、適材適所で障がい特性を踏まえて働ける、よりやりがいや責任感、自発的な取り組み意欲をもって働ける環境整備が欠かせないと考え、障がい者スタッフが従業員の構成において中心となる「チャレンジドオフィスお台場」を設けることにしたそうだ。
適材適所、チーム制で意見を出し合って業務に従事
「チャレンジドオフィスお台場」は、東京都江東区青海のタイム24ビル5階に設置。現在、障がい者スタッフ14名と、ビジネスマナーや事務訓練、メンタル面など必要なサポートを施す支援員3名を雇用し、配置している。
スタッフの適性や個性を考慮して、1チーム5名のチーム制で業務に取り組むスタイルを採用し、各チームに指導員がついて、障がい者スタッフ自身が意見を出し合って仕事を進める。具体的な業務例としては、名刺デザインや印刷、営業ツールとなる顧客データの作成、スタッフデータの入力やPDF化、パンフレットのデザイン作成・印刷、書類の封入封緘などが挙げられている。
発表によると、新入社員となった障がい者スタッフの家族や、開設に協力した東京都ビジネスサービス株式会社、東京しごと財団の関係者らが出席し、開所式も執り行われたという。さまざまな障がい者が個性と能力を発揮し、活躍できる場となることが期待されている。
(画像はニュースリリースより)
▼外部リンク
ヒューマンホールディングス株式会社 ニュースリリース
http://www.athuman.com/news/2014/post_220/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|