「湯河原パークウェイ」開業50周年に華をそえる障がい者手作りのキーホルダー
2014年12月27日

「願いのリング」キーホルダーを提供
伊豆箱根鉄道は、箱根方面と奥湯河原を結ぶ有料道路「湯河原パークウェイ」が、この2014年12月27日で開業50周年を迎えたことを発表。日頃の愛顧に感謝するとともに、利用者らの安全・安心、交通安全を願い、湯河原町内の障がい者らと連携して、手作りのオリジナルキーホルダーをドライバーらに配布している。
このキーホルダー制作を手がけたのは、特定非営利活動法人「湯河原町地域作業所たんぽぽ」を利用する障がい者。伊豆箱根鉄道が少しでも地元への貢献になればと、製造を依頼した。「願いのリング」と名付けられたカラフルな記念キーホルダーは、500個が用意され、利用者らに先着でプレゼントされている。
障がい者理解にも一歩、地域で役立てる喜び&やりがい
「湯河原町地域作業所たんぽぽ」は、心身に障がいがある人々、約50人が利用する福祉作業所で、刺子雑巾や草木染めの葉書、アクリルたわしといった自主製品を生み出しているほか、旧湯河原中学校跡地で「カフェたんぽぽ」を運営している。
「カフェたんぽぽ」の日替わりランチは、近隣に住む人々を中心にとくに好評で、売り切れとなることもあり、事前予約も受け付けている。カフェではこのほか、コーヒーや紅茶、ソフトドリンク、菓子類などを提供している。
神奈川新聞によると、
一般企業とタイアップしたグッズ作りは今回が初めてという(神奈川新聞より)
が、ひとつひとつ丁寧に安全への願いをこめて作られたキーホルダーは、受け取った人々における障がい者就労への理解を向上させることにもつながるだろう。
地域に貢献できる喜びは、利用者にとってもプラスの効果をもたらし、作業のやりがいを生むものと考えられる。記念事業の開催が、障がい者の自立・社会参加の推進にもつながればと期待されるところである。
▼外部リンク
伊豆箱根鉄道グループ 湯河原パークウェイ 開業50周年記念イベントについて
http://www.izuhakone.co.jp/parkway/info/20141218特定非営利活動法人 湯河原町地域作業所たんぽぽ ホームページ
http://www9.ocn.ne.jp/~tanpopo/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|