障がい者の力で生まれる賑わいの「駅ナカ」スポット、鯖江市でプレオープン
2014年12月23日
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「えきライブラリーtetote」がプレオープン!
鯖江市は、JR鯖江駅2階の空きスペース(85平方メートル)を利用し、新たな賑わい拠点施設となる「えきライブラリーtetote(テトテ)」を整備、12月20日にプレオープンさせた。障がい者らもスタッフとして働く交流拠点施設となっており、内外から注目が集まっている。
この「えきライブラリーtetote」は、平成25年の「鯖江市地域活性化プランコンテスト」で、学生から提案されたまちづくりプランをきっかけに生まれたもの。平成26年3月に市民協働パイロット事業として指定され、鯖江市内の2つのNPO団体からなる協働事業体が運営にあたることが決定し、準備が進められてきていた。
運営団体として参加するNPO団体は、鯖江市や近隣の住民における学術・文化・芸術・スポーツの振興を目的とした支援活動事業や市民文化活動のネットワークづくりを手がける、NPO法人「Comfortさばえ」と、地産地消と障がい者雇用の推進を目指すNPO法人「小さな種・ここる」の2団体。それぞれが保有するノウハウを活かして運営にあたり、市の玄関口としてまちの賑わいを創出していく方針だ。
図書館の蔵書を一部貸出、カフェ営業も
「Comfortさばえ」は、「Live space Comfort」と名付けたライブスタジオを運営し、音楽はもちろん講座や講演会、映画の上映会、市民文化活動や各種会議・セミナーなどに活用してもらう。
一方の「小さな種・ここる」は、「cafe&sweetsここる」を担当。図書館の蔵書の一部を設置してもらい、本の貸出や検索、返却を可能とするほか、ドリンクやスイーツ、そば、カレー、モーニングセットといった軽食を提供するカフェ営業を行う。障がい者らがスタッフとして働くため、新たな就労の場の誕生ともなった。
この「えきライブラリーtetote」は、12月29日~1月3日までは年末年始のため休業となり、1月8日までプレオープン営業を実施、1月9日にグランドオープンとなり、1月10日から本格的な通常営業を開始する予定となっている。駅を利用する人々などに幅広く利用される、賑わいの場となることを期待したい。
▼外部リンク
鯖江市 「えきライブラリーtetote」プレオープン
http://www.city.sabae.fukui.jp/pageview.html?id=15836小さな種・ここる Facebookページ
https://ja-jp.facebook.com/cafecocoruComfortさばえ ホームページ
http://comfort-sabae.com/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|