大分に障がい者就労を支援する「カフェ 森のクレヨン」がオープン!
2014年12月08日

社会福祉法人暁雲福祉会が新たに開設
大分県大分市で1981年から障がい福祉に取り組んでいる社会福祉法人の暁雲福祉会が5日、同市明野に手作りのパンなどを中心に軽食を提供する「カフェ 森のクレヨン」をオープンさせた。障がい者就労の促進と社会的自立、積極的な交流を通じた地域貢献を実現していくことを目的としたカフェで、まず障がい者5名らが店舗運営にあたっている。
この「カフェ 森のクレヨン」は、「KIHEI CAFE 明野店」跡地に開設されたもの。暁雲福祉会が運営する多機能障がい福祉サービス事業所である「ウィンド」の就労継続支援A型「森のクレヨン」が中心となってオープンさせている。手作りの焼きたてパンやクッキー、ケーキ、自家焙煎のこだわりコーヒーなどに加え、パスタなどのランチメニューを提供する。
職業訓練の場としての提供も、皆が気軽に立ち寄れるカフェに
店舗では、暁雲福祉会が平成25年から取り組んでいる、障がい者の技能競技会であるアビリンピックの喫茶部門で入賞した施設利用者が先頭に立って接客を担当。「ウィンド」などの通所者が心をこめて焼き上げるパンのほか、おしゃれで本格的なパスタやデザートなどのメニューをそろえ、8:30~18:00まで営業を行っている。
今後は「ウィンド」の就労継続支援B型「ステップ班」や、就労移行支援の「チャレンジ班」利用者や、特別支援学校生徒の職業訓練実習の場としても活かしていく方針という。
店舗は人口密集地の路面店で、地域住民も立ち寄りやすい場所にある。暁雲福祉会では、こうした立地にカフェをオープンさせることで、障がい者の働く姿をひろく発信し、理解を求めるとともに、利用者の新たな就労の場として、また誰もが気軽に立ち寄り語らえるような空間として育てていきたいとしている。
▼外部リンク
社会福祉法人暁雲福祉会 ニュース
http://happu-en-1981.jp/20141129.html
記事提供:障害者雇用インフォメーション|