平成26年度職業訓練教材コンクール結果発表!自立につながるスキルアップを目指して
2014年11月29日
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基盤整備センターが発表
職業能力開発ステーションサポートシステム(TETRAS)基盤整備センターは25日、厚生労働省、中央職業能力開発協会、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構の共催で行われた「平成26年度(第22回)職業訓練教材コンクール」の結果を発表し、去る19日に表彰式を行ったことを明らかにした。
この「職業訓練教材コンクール」は、一般就労を目指す障がい者などのスキルアップを支援し、公共職業訓練または認定職業訓練などで、その訓練に携わっている職業訓練指導員らが開発した教材について、創意工夫にあふれているもの、より広く普及することが望ましいものを選定し、成果をたたえるとともに、適切な職業訓練の推進とさらなる向上を目指すことを目的に、毎年実施されてきているもの。
今回は前年を上回る90点の応募があり、こうした面からも、社会的自立のためのスキルアップを支援する関係職員の活動が積極的に進められていることがうかがえる。分野別内訳では、電気・電子・情報関係分野が最多の34点、機械加工・製図関係分野が24点、建築・木工・デザイン関係分野が9点、産業機械、メカトロ関係分野が22点、そのほか障がい者関係分野で15点、それ以外の分野で6点と、物作り、とくにIT関連分野での応募が多くみられる結果となった。
今後の訓練における活用にも期待
審査の結果、今年の厚生労働大臣賞(特選)には、渡邉洋一郎氏の「精神障害者を対象とした簿記・会計、労働法・給与計算テキスト」と、田熊義行氏の「業務用エアコンの裾付と省エネ対策実習装置とテキスト」が選ばれた。
以下、厚生労働大臣賞(入選)3点、特別賞(独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長賞)5点、特別賞(中央職業能力開発協会会長賞)2点も発表され、それぞれ受賞者が表彰を受けた。
コンクール開催者側は、今回から応募者に対し、審査時のコメントを知らせるものとし、今後の教材作成、改良などに活かしてもらえればとしている。スキルアップを目指す障がい者らに対し、より効果的なサポートとして、広く提供されていくことが望まれる。
▼外部リンク
基盤整備センター 平成26年度職業訓練教材コンクール入賞作品について
https://www.tetras.uitec.jeed.or.jp/center/shokugyou/037
記事提供:障害者雇用インフォメーション|