徳島県、働く障がい者を讃える障がい者マイスターを決定
2014年11月12日
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徳島県障がい者マイスターとは
徳島県は2014年度から優れた技術・技能を持つ障がい者を「徳島県障がい者マイスター」として認定、表彰する制度を創設した。これは障がい者の日頃の仕事を評価することで、今後一層の意欲の向上を図ることと、ひいては障がい者の就労、社会参加を一層促進することを目的としている。
第1回は4人のマイスターが誕生
今年度の応募総数は25人。学識経験者、技術・技能の専門機関の代表などで構成された障がい者マイスター認定委員会の審査の結果、4人を第1回障がい者マイスターに決定、2014年11月10日(月)に発表した。
障がい者マイスター認定者は有限会社森正工芸に勤務し、仏壇部品加工全般の工程を会得し、正確に作り上げる確かな技術が評価された長井義人氏(男性、56歳、聴覚障がい)。
社会就労センターかもなに勤務し、掛け軸、額装など表装の7つの工程を習得、優れた技術で製作することが評価された大林幸司氏(男性、42歳、心臓機能障がい)。
株式会社姫野組に勤務、建築図面、インテリアパースにおいて建築士などの資格を取得、ユニバーサルな視点で建築設計を行う平井和貴子氏(女性、31歳、両下肢機能等障がい)。
グッドジョブセンターかのんに勤務、直感的感性でデザイン画を描き、その画に基づいた精巧なワイヤーアート作品の制作が評価された河野和真氏(男性、24歳、自閉症)
表彰、PRなどで周囲に認知を働きかける
12月14日(日)に障がい者交流プラザにおいて実施する「障がい者のつどい県民大会」でマイスター認定の表彰を行う。
雇用している障がい者がマイスターに認定されることで、企業のPRやイメージアップにもつながる。こうした県の施策は障がい者雇用を行う企業への大きな支援といえよう。
▼外部リンク
徳島県ホームページ
http://www.pref.tokushima.jp/第1回障がい者マイスター認定について
http://www.pref.tokushima.jp/docs/2014110800021/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|