横須賀、飲食事業の企業が自社工場内に就労支援事業所を設置
2014年11月03日
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横須賀市で初、株式会社による自社工場での就労支援
神奈川県横須賀市に本社を置き、同市内や逗子市で飲食業を展開している株式会社住よしは、今年8月から自社工場に障がい者の就労を支援する事業所を設置、知的障がい者と精神障がい者を主な対象に、就労移行支援サービスを開始した。
この工場施設は、横須賀市森崎の「フードプランニング」で、就労移行支援(一般型)就労継続支援B型の指定障害福祉サービス事業所として指定を受けている。横須賀市内の株式会社が、こうした事業を手がけるのは初めてのことといい、注目を集める取り組みとなっている。
より一般の職場に近い環境で訓練・作業を行うことが可能
住よしは、「英恵グループ」として、昭和46年の創業以来、横須賀エリアで飲食業を手がけてきた。「割烹 住よし」や「生簀屋 海(かい)」、「魚がし食堂 はま蔵(はまくら)」、「漁師市場」(逗子海岸ロードオアシス内)、「食堂シーガル」(県立保健福祉大学内)、「京急食堂」(京急ファインテック内)の店舗運営を行うほか、住よし仕出しセンターなどで仕出し・ケータリングサービスを提供している。『“食”を通じた地元密着』を掲げ、多様なニーズに応えながら、旬の味を届ける積極的な事業展開を行っている企業として、地域で知られる存在となっている。
こうした自社の店舗などで使用される食材を加工する場が、森崎にある工場で、「フードプランニング」はこの工場内に設けられた。10人の定員で一般就労を希望する障がい者らを受け入れ、本格的な作業従事への取り組みを開始している。
民間企業が運営するものとして、より一般の職場に近い環境で訓練を受け、スキルアップを目指せる場となっており、スタッフらが個々の障がい特性に合った作業に取り組んでいる。
▼外部リンク
英恵グループ 株式会社住よし ホームページ
http://www.hanae-group.co.jp/index.html
記事提供:障害者雇用インフォメーション|