ご当地ゆるキャラグッズ作りに障がい者らが参加、地域活性にも
2014年11月02日
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青葉区で「なしかちゃん」グッズ
横浜市青葉区で、同地域のゆるキャラ「なしかちゃん」の関連グッズの開発・製造・販売を障がい者らが手がけ、地域活性と作業所製造商品の販売増を同時に実現する取り組みが進められている。人気商品も多く、好調だ。
この取り組みは、青葉区と地域の障がい者支援施設などが連携して進めているもので、青葉区制20周年を迎えている今年、これを記念して、区の魅力をより広くアピールしていくためにも推進されている。
「なしかちゃん」は、区制15周年の記念し、区内の子どもたちから寄せられた作品案から、区民の投票を通じて選ばれ、誕生したキャラクターで、区の花であるナシの花をモチーフとした可愛らしいマスコットキャラクターだ。着ぐるみも作成され、地域のイベントなどで活躍している。今年は全国で愛されるマスコットキャラクターへの成長を目指し、初めて「ゆるキャラグランプリ 2014」にも出場した。
丁寧に作られた手作りのサブレなどが人気
関連グッズの作成に携わっている障がい者支援施設のひとつ、「社会福祉法人 和枝福祉会 愛」は、横浜市の設置した青葉区役所1階喫茶店「ふれあいショップ ハトポッポ」で、なしかちゃんサブレやなしかちゃんパンを販売している。
もともと、焼き菓子作りや農作業、弁当製造などを手がけてきた事業所で、なしかちゃんサブレは型から手作りし、1枚1枚丁寧に毎日焼き上げているという。人気も高く、販路拡大で人々の意識啓発・認知向上、スタッフの作業工賃アップなどにつながっているほか、地域活性にも一役買っている。
ゆるキャラでつながる地域の活性化と障がい者就労の取り組みは注目のものといえるだろう。こうしたなしかちゃん関連グッズは、「ふれあいショップ ハトポッポ」で購入できるほか、11月3日の青葉区民まつりでも販売、さらに電話予約注文なども受け付けている。詳細に関する問い合わせは、青葉区総務課まで。
▼外部リンク
社会福祉法人 和枝福祉会 愛 ホームページ
http://www.kazuefukushikai.jp/ai/横浜市青葉区 マスコット なしかちゃんについて
http://www.city.yokohama.lg.jp/aoba/50kusei
記事提供:障害者雇用インフォメーション|