高知大学の特別支援学校にドイツ伝統菓子の工房がオープン!
2014年10月28日
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障がい特性に適した雇用の場を!「hocco sweets」オープン
高知大学の教育学部附属特別支援学校に今月16日、ドイツ伝統菓子を提供する工房「hocco sweets(ホッコスイーツ)」がオープンした。毎週火・水・木・金曜日の10:00~15:00を営業時間とし、こだわりの手作り菓子を販売、さっそく評判となっている。
この「hocco sweets」は、高知大学教育学部・医学部・保健管理センターと高知県が連携して平成20年度に立ち上げた「高知発達障害研究プロジェクト」から誕生したもの。それぞれの障がい特性に適した雇用の場の創出を研究し、実際にかたちとしていくことを目的としている。
菓子工房の「hocco sweets」は、同校の生徒らが実地で就労体験を行い、一般就労に向けたスキルアップを目指せる場として、また卒業生らの就職先として機能することを考えて設立されたもので、ドイツ国家資格の製菓・製パンマイスターの資格をもったハインツ・ウルリヒ・エンゲルハート氏が監修。地域ではめずらしい本格的なドイツ菓子から、定番人気のロールケーキ、地元の特産品を活かした「土佐あぶり茶プリン」などを生徒や卒業生らで製造し、提供している。
地域の実情にあった雇用事業体の設立、実践を
昨年12月4日から20日までの期間、いくつかの菓子の試験販売を実施し、手応えを得てのオープンで、16日の開店日にはグランドオープンセレモニーも実施された。
店内には「hocco sweets cafe」として喫茶コーナーも設けられ、飲み物とあわせてスイーツを楽しむことができる。生徒らはこちらの接客にも携わっている。
高知大学では、地域の実情にあった新たな雇用の場となる事業体の例となること、またそうした事業体への就職や就労維持を研究していく実践の場となることを願っているといい、多くの人に足を運んでほしいとしている。
▼外部リンク
高知大学教育学部附属特別支援学校 hocco sweetsグランドオープンについて
http://akebono.ei.kochi-u.ac.jp/~fuyoh/p=1125/index.htmlhocco sweets ホームページ
http://www.hocco.jp/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|