神戸市、事業主らに「しごと開拓員」の活用を呼びかけ
2014年10月18日

障がい者雇用の悩みや施設への業務発注を受け付け
神戸市は、企業による障がい者雇用促進と障がい者の社会的、経済的自立をサポートしていくことを目的に、専門スタッフとして「しごと開拓員」を配置、事業主らに対し、その活用を呼びかけている。
この「しごと開拓員」は、神戸市内の地域障害者就労推進センター3箇所に置かれているもので、事業主や人事担当者らの障がい者雇用に関するさまざまな疑問や悩み相談に応じているほか、障がい者施設への業務発注、商品・サービスの購入などを受け付ける窓口としても機能している。
設置されているのは、灘区泉通の神戸市東部地域障害者就労推進センター、北区有野中町の神戸市北部地域障害者就労推進センター、垂水区日向の神戸市西部地域障害者就労推進センターの3箇所。それぞれ電話・FAX、電子メールで随時相談を受け付けているほか、要望に応じ、事業所現場にも出張してもらえる。
障がい者とのベストマッチングをサポート!
たとえば障がい者雇用を検討しているが、何から始めればよいかわからない企業や、適した職務の確保に悩んでいる事業主に対しては、障がい適性について詳しく説明し、そのうえで各職務内容をともに考えたり、活用できる支援制度・支援機関の案内を行ったりしていくほか、実際の民間における障がい者雇用の成功例を紹介するなどのサポートを行うという。
また、社内の障がい者雇用に対する理解促進や受け入れ体制の整備を進めるための支援、ハローワークをはじめとする関連支援機関との連携支援も行う。
すでに障がい者を雇用していて、職場でのトラブルが生じている場合には、対処法をともに考えたり、雇用継続のためのアドバイスを行ったりしていくことで、企業と障がい者の双方にとって理想的な解決策を見出すことを目指している。
障がい者施設や作業所への仕事発注や商品購入を希望する事業主には、その詳細内容について聞き取りを行い、ベストなマッチングを図って案内していくという。
気軽に何でも相談することができ、頼りになる専門員となっているので、大いに活用してほしい。
▼外部リンク
神戸市 「しごと開拓員」について
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2014/10神戸市 ホームページ
http://www.city.kobe.lg.jp/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|