栃木の就労支援施設がジェラートショップ「桜蔵」をオープン
2014年10月15日

2007年の開所時から農業に取り組む
栃木県栃木市にある社会福祉法人天成会は就労支援施設「すまいるわーく桜」を運営し、障がい者の就労と生活を総合的に支援している法人である。
農業をさらに発展させた第6次産業を目指して
同施設では栃木県が推進するユニバーサル農業をさらに発展させ、農業にさまざまな付加価値をつける第6次産業化を目指している。
農業のブランドを確立できれば、地産地消、低コスト販売など地域に還元できることも多く、また収益がアップすれば結果的に障がい者の雇用拡大、工賃引き上げにつながるからだ。
これまで栃木の名産とちおとめイチゴや菌床シイタケなどの生産に取り組んできたが、2014年4月1日からは栽培した果実を使ってジェラートづくりをスタート。天然の新鮮果実にこだわったジェラートの製造販売を行う「さくら工房」を開設した。
自慢のジェラートを販売する店舗を開店
2014年10月8日(水)には「さくら工房」で製造したイチゴやブルーベリーなどのジェラートを対面販売するジェラートショップ「桜蔵」を出店。
空き店舗を利用した店に設置された大きなガラスケースの中には、見た目も鮮やかなジェラートが12種類。味は旬の果実のほか、みるく、宇治茶、マンゴーなど。
価格はシングル350円、ダブル400円(カップ入り)。営業時間は10時~18時で火曜定休。実店舗を開くことで収益の向上が見込めるほか、知名度が上がれば目標のブランド化にもつながる。農業と福祉が一体化した事業の成功に期待したい。
▼外部リンク
社会福祉法人天成会
http://www.tensei-kai.or.jp
記事提供:障害者雇用インフォメーション|