「100円朝食」!学生の食生活を支え障がい者の就労機会拡大にも
2014年10月14日

京都文教大学とエクスクラメーション・スタイル・キョウトなどで取り組みを開始
学生の健康な食生活をサポートしながら、障がい者の就労の場を拡大することにもつなげようと、ユニークな「100円朝食」の取り組みがスタートした。京都府宇治市槙島町の京都文教大学と、八幡市上津屋の社会福祉法人エクスクラメーション・スタイル・キョウト(!-style)などによるものだ。
10月8日からスタートした「100円朝食」サービスは、京都文教大学のサロン・ド・パドマで実施されているもの。12月11日までの期間限定だが、毎週水曜日と木曜日に1日50食を提供する。
エクスクラメーション・スタイル・キョウトが運営する障がい者就労支援施設の利用者らが調理を担当し、栄養バランスの整った朝食メニューを用意。配膳は、同施設の利用者のほか、伏見区にある障がい者就労支援施設の利用者で同大学の学内にあるカフェ・アンテナの運営に携わるスタッフ、学生で協力して行っている。
(画像は京都文教大学Facebookページより)
朝食を欠食しがちな学生の生活改善と障がい者の自立支援を
水曜日は和朝食のセットが、木曜日はサンドイッチのセットがメニューとなっており、充実した400円相当の内容だが、朝食を欠食しがちな学生の生活改善と学習意欲の向上を図りながら、同時に障がい者の働く場を確保していくことを目的に、差額分を大学が負担して、100円で提供することとしたという。
オープン初日には、雑穀ご飯を主食に、鮭の塩焼きときんぴら蓮根、だし巻き玉子、炊き合わせ、みそ汁が「本日のメニュー」となり、早速学生らの列ができた。盛りつけるプレートもおしゃれで、好評となったそうだ。
エクスクラメーション・スタイル・キョウトは、特定非営利活動法人エクスクラメーション・スタイル、株式会社J・F・S、株式会社エクスクラメーション・スタイルとともに共同プロジェクトとして「!-style」を展開しており、障がい者の社会的自立を支援し、物品の製造や事業コンサルティング、ブランディング、雑貨・食品の販売、レストランなど飲食店舗の運営および食品加工などを手がけている。
▼外部リンク
京都文教大学 Facebookページ
https://www.facebook.com/KyotoBunkyoUniversity!-style ホームページ
http://www.ex-style.jp/index.html
記事提供:障害者雇用インフォメーション|