アステラス製薬、障がい者雇用を促進する2施設目の支援室を設置
2014年10月11日
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静岡県焼津市に新たなグリーンサプライ支援室を設置
アステラス製薬株式会社は9日、社会的自立を目指し、就労を希望する障がい者らに広く就業機会を提供するため、同社の特例子会社、アステラス総合教育研究所株式会社内に、グリーンサプライ支援室を新設したと発表した。10月1日付で誕生し、事業を開始している。
アステラス製薬では、CSR活動の一環として、障がい者がその能力や適性に応じて活躍できる場を提供していくこと、自立した生活ができる共生社会の実現に寄与する活動に積極的な取り組みを展開している。
具体的取り組みとして実践しているのが、このグリーンサプライ支援室の設置による就業機会の創出だ。2011年に茨城県つくば市にあるつくば研究センター内にグリーンサプライ支援室(御幸が丘)を設立した。ここでは障がい特性をふまえて整えられた職場環境で、知的障がい者が活き活きと働いているという。
(画像はニュースリリースより)
ノーマライゼーションに対する理解を深めるための講演会も実施
そして今回、さらに障がい者雇用を促進させるべく、2施設目として焼津事業所内にもグリーンサプライ支援室(焼津)を設けたそうだ。このグリーンサプライ支援室(焼津)では、支援スタッフを含め16名が従業員として雇用されており、作業服のクリーニングや機密文書の回収・分別・廃棄処理のほか、施設内の清掃活動や花き管理も含んだ屋外美化活動などに従事している。
アステラス製薬では、この新組織を設置するにあたり、知的障がい者の就労が可能となる業務環境整備を行ったが、募集・採用においては障がい種別を特定せず、求職者と職場の特性が適合するかどうかを重視したといい、結果として、さまざまな障がい者が就業する場になったと説明している。
また焼津事業所内において、ノーマライゼーションの考え方に対する理解を深めるための講演会もすでに実施しており、職場全体で継続的な就労をサポートする体制をとっている。
▼外部リンク
アステラス製薬株式会社 ニュースリリース
http://www.astellas.com/jp/corporate/news/pdf
記事提供:障害者雇用インフォメーション|