身体障がい者の雇用促進にITスキルの認定資格を!
2014年09月20日
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障がい者雇用率は増加しているがまだ道半ば
障害者雇用促進法の施行によって障がい者雇用に取り組む企業は増加し続けているが、実際に法定雇用率を達成した企業は42.7%。しかも障がいへの社会的な誤解、偏見はまだ残っているように見受けられる。
ITに関する職業能力を証明する認定資格を利用
こうした課題解決のため特定非営利活動法人REACHは、身体障がい者が地域で自立した生活ができるよう、多様な就業機会をつくる取り組みを検討。
就業の幅を広げる手段として、身体障がい者がITに関する職業能力を身につけるため、同法人はシスコシステムズ合同会社、CompTIA(コンプティア)日本支局と協業。
シスコシステムズ社が提供するシスコネットワーキングアカデミーが支援し、CompTIAが提供する認定資格CompTIA A+に準ずるコンテンツを利用したトレーニングを身体障がい者に実施した後に、受講者はCompTIA A+を取得。
この資格を持っていることで、企業側が欲しいITスキルに適した人材として紹介することが可能となり、延いては雇用の創出につながるという仕組みだ。
ITスキルを身につけたい身体障がい者が対象
第1回のトレーニングは2014年9月29日(月)から10月3日(金)。会場はシスコシステムズ合同会社(東京都港区)。内容はシスコシステムズ合同会社提供のIT Essentialsでトレーニングの後、CompTIA A+を受験。
申し込み方法はinfo@tsunahiro.com まで名前、連絡先(E-mail・携帯電話番号)を記載し連絡。応募締め切りは2014年9月25日17時。
認定資格があれば、当事者も就職活動がしやすくなり、企業も採用を判断する目安となる。新しい障がい者雇用推進の取り組みとして注目していきたい。
▼外部リンク
CompTIA日本支局
http://www.comptia.jp/CompTIA日本支局プレスリリース
http://www.comptia.jp/press/140919.html
記事提供:障害者雇用インフォメーション|