奈良、中小企業における精神障がい者の雇用促進を図るセミナーを開催へ
2014年09月16日

さらなる雇用拡大を目指し、雇用管理をサポート
奈良障害者職業センターは、平成26年度精神障がい者就労支援セミナー・職業リハビリテーション推進フォーラムとして、「中小企業における精神障がい者の雇用促進」をメインテーマとしたセミナーを開催すると発表した。雇用を検討する事業主などを主な対象に、幅広い参加を求めている。
セミナーは奈良労働局と、奈良障害者職業センターの共催で実施されるもの。平成30年4月から精神障がい者の雇用が義務づけられるのを前に、企業や当事者、関係機関におけるさまざまな取り組みが進んできているが、さらなる精神障がい者の雇用拡大と安定した就労の実現を促すことを目的とする。
雇い入れ準備や職場定着のための雇用管理ノウハウ、雇用をサポートする支援など、現場で役立つ知識を身につけることができるセミナーだ。とくに中小企業を対象に挙げたのは、県の特徴を踏まえてのことという。
講演やパネルディスカッションを開催
セミナーは平成26年10月9日、13:30~16:45の日程で開催される。会場は奈良市法蓮町の春日野荘 飛鳥の間。障害者職業総合センター 主任研究員の野中由彦氏より、「中小企業における障がい者雇用促進の方策~精神障がい者を中心に~」をテーマとした、事業主支援を専門とする立場からの講演がなされるほか、障がい者雇用支援に関する最近の研究成果や改正障害者雇用促進法についての説明も行われる。
その後、なら中和障害者就業・生活支援センターブリッジ センター長を務める柏木要氏、NPO法人 障害者年金支援ネットワークの森村誠氏、なら障害者職業センター 上席障害者職業カウンセラーの松村匡平氏によるパネルディスカッション「精神障がい者の雇用と職場定着のために」が実施される。精神障がい者などの雇用管理において求められる配慮事項や、支援機関の役割などについて意見が交わされる予定だ。
参加は無料で、定員は150名程度。希望者は申込用紙に必要事項を記入の上、FAXまたは郵送で奈良障害者職業センターへ送付すればよい。締め切りは平成26年10月3日で、応募多数の場合は参加人数を調整することもあるとしている。詳細は案内チラシなどで確認を。
▼外部リンク
セミナー「中小企業における精神障がい者の雇用促進」 案内チラシ
https://www.jeed.or.jp/location/chiiki/29_nara_forum.pdf奈良障害者職業センター ホームページ
https://www.jeed.or.jp/location/chiiki/nara/29_nara.html
記事提供:障害者雇用インフォメーション|