障がい者雇用の不安や疑問を解消!世田谷区で施設の見学・交流会実施
2014年09月15日
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区内の障がい者施設である「すきっぷ」で学ぶ
世田谷区では、平成26年度「障害者雇用支援プログラム」の第3回イベントとして、同区内にある障がい者施設の「すきっぷ」での見学・交流会を開催すると発表した。現在、参加希望者を募っている。
この見学・交流会は、障がい者雇用を検討している、またはすでに雇用を進めているが、現在何らかの問題を抱えている事業主や人事担当者を主な対象とし、障がい者雇用に関する不安や疑問の解決を促進することを目指して開催されるもの。支援体制の説明を受けたり、実際の作業の見学や障がい者との交流を図ったりすることができるほか、ミニセミナーも予定されている。参加費は無料だ。
(画像は案内チラシより)
主に知的障がい者の雇用について理解を深められる貴重な機会
見学・交流会は、世田谷区船橋にある「世田谷区立障害者就労支援センターすきっぷ」で実施される。日程は平成26年10月10日の13:30~16:00を予定している。
「すきっぷ」は、主に知的障がい者の就労を支援する区内最大の就労移行支援事業所。平成10年に開所して以来、現在までにのべ450人以上の就職を実現させてきた実績がある。職場定着支援も充実しており、安定した就労生活をかなえている。障がい者雇用における悩みを持つ事業主の相談にも応じており、ハローワークなどの機関とも連携し、業務の再構築や、特性に合った人材マッチングのサポートを進めている。
当日は、まず「すきっぷ」の利用者と職員から同施設の概要と支援体制について説明がなされる。その後、印刷班とクリーニング班の作業現場に移動し、就労訓練の様子を見学する。実際にそこで働いている障がい者の人々に対し、見学中、質問や交流をすることも許されており、障がいについて深い理解を得ることができる。
そして休憩をはさみ、ハローワーク渋谷の雇用指導官 木村勝美氏、「すきっぷ」の福田隆志氏らによるミニセミナー「事例で学ぶ How To 知的障害者雇用」も開かれる。ここでは実際の事業主からの相談事例をもとに、雇用の検討からはじまるステップを、なかでも悩みの種となりやすい“業務の切り出し”にスポットを当てて紹介、解説していくという。
障がい者雇用の現状を知り、また障がい特性、作業適性の違いを知ることができるよい機会となっており、昨年度の参加者からも好評を得ている。申し込みは、世田谷区ホームページで提供している参加申込書に必要事項を記入して行う。詳細はホームページおよび案内チラシで確認を。
▼外部リンク
世田谷区 「障害者雇用支援プログラム」案内ページ
http://www.city.setagaya.lg.jp/event/1995/d00127963.html見学・交流会 案内チラシ
http://www.city.setagaya.lg.jp/event/1995/d00127963
記事提供:障害者雇用インフォメーション|