大分の障がい者雇用レストラン「久住屋」、1年3カ月で来客5万人達成
2014年08月16日

社会福祉法人博愛会の健康レストラン「久住屋」が好調
障がい者の社会的自立を支援し、就労の機会を拡大しようと、大分市の社会福祉法人である博愛会が事業展開するレストラン「久住屋」が今月7日、開店から約1年3カ月で来店者数5万人を達成。地域にしっかりと根付き、好評を得ている。
「久住屋」は、就労継続支援A型事業にあたる障がい者雇用のレストラン。調理作業や店舗運営、接客・販売など働くことを通じて、障がい特性にあった個々の魅力の開花、知識やスキルの獲得と維持向上を図り、利用者らの自立を支援している。
法人内の各事業所と連携、質の高い野菜や肉をリーズナブルに提供
「久住屋」では、同じ社会福祉法人博愛会内の各事業所と連携して、安心・安全で質の高い素材を提供する。健康レストラン「久住屋」は、竹田市久住にある福祉農場コロニー久住で種付けから一貫肥育した牛肉の焼肉などが好評だ。サラダも、主に福祉農場コロニー久住で農薬を抑えて栽培した、新鮮なベビーリーフやトマトなどの朝どり野菜をふんだんに使う。
高原百貨店「久住屋」も人気で、同じ福祉農場コロニー久住で、利用者らが愛情をこめて育てた野菜や肉などをメインに、厳選した食材をリーズナブルに販売している。牛肉や野菜のほか、各種惣菜や漬物、手作りベーコン・ウインナー、ジャム、ドレッシングなどの加工食品も取り扱う。
地域交流を積極的に行い、地元との良好な関係を構築している点も特長だ。博愛会は、来春オープン予定の県立美術館内におけるカフェ運営も手がけることを決めた。「久住屋」の人気とこれまでに培ったノウハウを活かし、障がい者の活躍の場をさらに拡大していきたいとしている。
▼外部リンク
健康レストラン・高原レストラン「久住屋」 ホームページ
http://www.kuju-ya.com/index.html社会福祉法人博愛会 久住屋
http://hakuai-oita.com/tiiki/sien/kujyuuya.html社会福祉法人博愛会本部 ホームページ
http://hakuai-oita.com/index.html
記事提供:障害者雇用インフォメーション|