LIXIL、ユニバーサルデザインの技術を結集したオフィスを建設
2014年07月04日
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LIXILならではのセンター建設
住まいと暮らしの総合住生活企業、株式会社LIXILが同社本店ビルの敷地内 (江東区大島)に障害者就労センター「LIXIL WING NIJI」を建設。7月2日(水)に竣工した。
(画像はプレスリリースより)
障害者雇用を推進
同社は2013年にダイバーシティ宣言を行い、多様性の尊重、公平な機会の提供をめざしている。障害のある従業員は200人を超え今後もさらなる障害者の雇用を推進しており、そのために雇用機会の創出、活躍の場を広げる企業努力を行っている。
研究開発や生産、事務業務など幅広い現場でそれぞれの障害の特性に合わせた働き方を推進しつつ、多様な人材が快適に働くことができる職場環境づくりにも取り組み、その研究が同グループが誇るユニバーサルデザインとパッシブファーストの技術に生かされている。
最新のユニバーサルデザインを紹介
今回の「LIXIL WING NIJI」も障害者雇用のシンボルとして、その技術を多く取り入れ、働く社員の健康はもとより快適性や環境からくるストレスの低減を追求、誰もが働きやすい近未来の職場空間を想定し建設されている。
身体などに障害をもつ同社社員29名が7月14日(月)よりこのオフィスで業務を開始する。
設計は一級建築士川口とし子氏。従来の社屋のイメージではなく温かみのある木造平屋を採用。平屋には上下移動のストレスが少ない、外部との親和性があるという利点があるという。
ほかにもデジタルサイネージによる情報共有、高さ調節ができる机、車椅子利用者のためのストレッチスペースなど多くの技術が使われている。
今後、企業や学校、自治体などの関係者の勤務風景見学も実施されるそうなので、先進的なユニバーサルデザインの参考例としても期待できる。
▼外部リンク
株式会社LIXILホームページ
http://www.lixil.co.jp/LIXILニュースリリース
http://newsrelease.lixil.co.jp/news/2014/0702_01.html
記事提供:障害者雇用インフォメーション|