LITALICO、障害者の就職と職場定着をサポートする支援事業所を広島に開設
2014年07月03日
就職活動から職場定着まで、一貫した支援サービスを提供
株式会社LITALICOは7月1日、広島県広島市に新たな障害者就労支援事業所「ウイングル広島横川センター」をオープンさせた。就労を希望する障害者に、必要な知識を身につけてもらうほか、就職活動、そしてその後の職場定着まで、一貫した支援を行うという。
広島市西区の横川駅近くに位置する「ウイングル広島横川センター」は、LITALICO（旧・株式会社ウイングル）として、広島県内で3カ所目、全国では44カ所目の開設となる障害者就労支援事業所。従来の就労支援事業所のイメージとは大きく異なった、カフェのように明るく開放的、かつリラックスできる施設環境が特徴で、利用者が“楽しく”仕事に取り組めるよう工夫されている。
利用する障害者は、一般企業などへの就労を目指し、必要な知識や能力の向上を図る訓練を受けるほか、履歴書作成や面接など、就職活動のためのスキルを磨くこととなる。
実践的実習も豊富に用意、新たな実習先の開拓にも重点
ウイングルの就労支援事業所では、実践的なビジネスマナーやパソコンスキル、企業実習、就職活動などのトレーニングを行い、それぞれの障害種別を問わず、個々が企業の求める人材へとステップアップできるよう、サポートを行っている。
地域の支援機関や医療機関と連携を図りながら、ひとりひとりに合った最適なプログラムを設定する点が特徴で、広島県内では企業実習として、プロ野球カードやグッズを販売する店舗での接客対応業務や梱包作業、映画館での清掃業務や接客対応業務、広告代理店での事務業務などを実施。より実践に近い環境での実習を31件用意しているという。また、希望に応じて、新規実習先の開拓にも力を入れているそうだ。
2013年3月末時点で、全国1200人以上の利用があり、2013年度の就職者数は年間854人と、就労支援事業所のなかでも、高い実績をあげている。職場定着のサポートも充実しており、就職後6カ月での定着率が8割以上を記録している点も特筆すべきところといえる。
すでに同じ広島県で開設されている広島、広島紙屋町の2カ所では、2013年度に33人が就職を決めている。職場への定着率も順調だそうだ。
▼外部リンク
株式会社LITALICO 発表記事
http://litalico.co.jp/news/8761ウイングル広島横川センター
http://www.wingle.jp/office/chugoku_shikoku/yokogawa/
記事提供：障害者雇用インフォメーション｜
