宮城県涌谷町「まちの豆腐屋プロジェクト」が障がい者向け新事業に進出
2014年06月25日
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まちの豆腐屋プロジェクト
宮城県指定障害福祉サービス事業所で、就労持続支援A型の事業所として、障がい者の自立を目標に「おぼろ豆腐」などの販売・製造を行っている「株式会社まちの豆腐屋プロジェクト」が、映画などの聴覚障害者向け字幕の制作をはじめる。字幕制作に向けて専用事業所を来年2月に設立し、東京都内の映像制作会社大手から事業を請け負う計画。
新事業計画
「おぼろ豆腐」などの販売・製造で障がい者の雇用を行っている同社は、字幕制作においても自立支援のため、障がい者をおよそ40人雇用する予定。
事業所は涌谷町有地を無償で借り、国、県などの補助金を活用して建設。また、事業所の設立準備からプロジェクトの中核を担うスタッフも募集している。
制作する字幕は「映画」、「アニメ」、「テレビ番組」で、映像を見ながら、台詞や情景描写などを専用ソフトを使用して文字にしていく。中核スタッフは打ち込み、確認、新規スタッフ指導を担当する。「チェッカーと呼ばれる専門職を探しているが、意欲的でパソコンを操作できれば健常者、障害者を問わない」と同社の森新一専務は話す。また、専務は「障害者向けの字幕需要は増える。先進的な事業を目指したい」と意気込んでいる。
「まちの豆腐屋プロジェクト」は2011年5月設立、屋号は「涌谷とうふ店」で、現在障がい者36人を雇用している。連絡先は「まちの豆腐屋プロジェクト」0229(29)9127。
▼外部リンク
河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201406/涌谷とうふ店
http://www.moritoku-wakuya-tofu.com/pc/index.html
記事提供:障害者雇用インフォメーション|