視覚障害者の通勤と職場生活をより快適にするためのセミナー
2014年06月05日
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視覚障害者のための職業セミナー
6月14日(土)13時20分からNPO法人視覚障害者パソコンアシストネットワーク(SPAN)主催でおこなわれる視覚障害者職業スキルアップセミナーは「通勤と職場生活をより快適に」である。
このセミナーでは、すでに就労している視覚障害者から通勤、職場での生活についての経験談と東京都視覚障害者生活支援センター就労支援課長の石川充英氏から通勤を中心とした歩行訓練、日常生活動作や職場でのコミュニケーションなどについての話をきく。
重要な通勤のスキル
視覚障害者の就労に必要なスキルはいろいろあるが、仕事にたずさわる職業的なスキル以上に重要視されることも多いのが実は通勤するためのスキルである。
視覚障害者を新規に採用しようと検討している企業や復職を受け入れるかどうかを考えている職場にとっても、会社に通勤できるのかが最も大きい懸念材料となっているともきく。
このような心配に対しては視覚障害者当事者が歩行、交通機関の利用など通勤のスキルを高めていくことは言うまでもないが、職場側にも安全に通勤するための訓練やさまざまな方法があることを伝えることが必要である。
また職場においても仕事以外の生活面で何がひとりでできるのか、何をどんな形で援助をお願いしたいかを正しく採用試験の面接時や就労後の職場に伝えていくのも大切なことである。
視覚障害者就労の関係者にも
就職を目指す人、すでに就労している当事者だけでなく、視覚障害者とともに働く職場の担当者、支援者、関係機関の情報入手の場としても活用できるセミナーとなっている。
会場は社会福祉法人 日本盲人職能開発センター(新宿区)。募集定員30名で参加費は1000円。申し込み、詳細はホームページ、メールにて。
▼外部リンク
NPO法人視覚障害者パソコンアシストネットワークホームページ
http://www.span.jp/NPO法人視覚障害者パソコンアシストネットワーク講演案内
http://www.span.jp/activity/schedule.html
記事提供:障害者雇用インフォメーション|