鳥取県、県西部に障がい者職場定着推進センター開所へ
2014年05月13日
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就労先での定着をしっかりサポート
鳥取県では、障がい者の就業体制強化を図り、雇用する企業と障がい者を支え、充実した雇用促進環境が構築されるよう、積極的な取り組みを続けている。14日には、新たな就業支援の拠点として、米子市道笑町に「とっとり障がい者職場定着推進センター」を開所する。
県では、障がい者の就業支援においては、その初期段階にジョブコーチ(職場適応援助者)による支援を行うことで、高い定着率となることが知られていることから、まず3カ月程度の集中支援を行い、その後1年程度フォローして障がい者の社会参加を進める体制をとっている。
ジョブコーチ支援は、県東部の鳥取市吉方にある鳥取障害者職業センターを拠点に実施し、県内3地区にある障害者就業・生活支援センターに配置された定着支援員と連携をとりながら行われてきたが、距離の離れた県西部地区では支援に限界があった。
県をあげて集中支援
県西部地区では、これまで地域の障害者福祉団体など民間の協力が頼りだったが、今回開所する「とっとり障害者職場定着推進センター」が、新たなジョブコーチ支援の拠点となり、サポートを充実させていく。
同センターでは、ジョブコーチ3人が雇用先に出向き、障がい者の作業遂行力や職場コミュニケーション能力の向上、基本的な生活・労働習慣の形成といった適応支援を行っていく。また課題となっている点について、雇用主に対する助言も行うという。
オープンする14日の午後2時からは開所式が実施され、副知事や来賓の挨拶、除幕式、関係者を対象としたセンター内覧会などが行われる。
▼外部リンク
鳥取県 報道提供資料
http://db.pref.tottori.jp/pressrelease.nsf/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|