精神障害者雇用が分かる!書籍「精神障害者枠で働く」が発行に
2014年05月09日
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実際に取り組んだ12企業の手法を詳細にわたり紹介
2018年の障害者雇用促進法改正による精神障害者の雇用義務化を見据え、役立つ情報や課題をぎゅっと1冊にまとめた書籍「精神障害者枠で働く」が中央法規出版より発行された。著者は里中高志氏だ。
他の企業に先駆けて精神障害者雇用に積極的に取り組んできた12企業の手法が詳細にわたって紹介されていることから、就労を希望する当事者や家族、支援者にとって役立つだけでなく、雇用する側の企業にとってもおおいに活用できる内容となっている。
第1部の「精神障害者雇用の現場から」において紹介されるこの12企業は、多様な運営形態や組織規模のバックグラウンドが異なる企業であり、それぞれの事例からノウハウを学んで、雇用課題対策を考えていくことができる。
一部立ち読みも可能、ぜひ活用を
このほか第2部では「精神障害と就労」と題し、精神疾患・向精神薬など薬と就労の関係を解説しているほか、就職にあたっての心得や手順、継続的な就労を実現していくためのポイントがまとめられた。巻末資料には「精神障害者の就労に関係する用語」も整理され、基礎知識を身につける書籍としても適した内容になっている。
A5判208頁で価格は2,160円(税込)。政府刊行物として全国官報販売協同組合で販売されているほか、中央法規出版オンラインショップ、その他Amazon.co.jpなどで購入できる。なお、中央法規出版オンラインショップでは、一部立ち読みも可能となっているので、まずはこちらをチェックするのも良いだろう。
▼外部リンク
中央法規出版 「精神障害者枠で働く」
http://www.chuohoki.co.jp/products/welfare/3999/全国官報販売協同組合 「精神障害者枠で働く」
https://www.gov-book.or.jp/book/detail
記事提供:障害者雇用インフォメーション|