障害者雇用のトップ10企業(米)
2010年07月30日
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全米で推定54万人の膨大な労働力
アメリカには推定54万人の障害者がいるといわれる。軽度の障害者を加えればその数はさらに大きなものになるだろう。このことをよく知り障害者の労働力を活用している企業は存在する。この膨大な労働力を活用しない手はないのだ。
仕事をしている障害者は障害者全体の32%
アメリカでは成人の障害者のうち仕事を持っている障害者は全体の32%で、残りの3分の2は完全失業状態にあるといわれる。
国立障害者機関(NOD)は、アメリカの障害者人口は人口全体の約50分の1で、2200億ドルの購買力をもつ未開拓市場だと指摘する。
これだけの人口があれば企業は莫大な労働量を確保できる。しかし残念ながら現実にはそれはまだ比較的稀なシナリオだ。
しかし障害者の労働力を活用している企業は一部には存在している。これらの企業は障害者の労働価値、倫理感、能力を十分認識して活用している。
Diversity社は2007年暮れ障害者雇用企業のトップ10リストを発表した。リストは同社の基準(その企業には規定数の障害者指導マネージャーがいるか? その企業のウェブサイトには障害者のための表示機能があるか?など)により作成されたもの。
これらの基準に基づき、上位10位に選ばれた企業は以下。
Deloitte & Touche社
Eastman Kodak社
Ernst & Young社
JPMorgan Chase社
Marriott International社
Merrill Lynch社
PricewaterhouseCoopers社
Proctor & Gamble社
SC Johnson社
Wachovia社
これは障害を持つ人が仕事を検索する上で役に立つ情報だろう。
また障害を持っていない人もこれらのサービスやサポートを知っておいて損はないはずだ。
これらの企業は障害者の労働力を活用することで経済を発展させ、地域全体を魅力的なものにしている。素敵なビジネスセンスだ。
▼外部リンク
DisaboomJobs
Top 10 Companies for Employees with Disabilities
by Pat Mora
http://www.disaboomjobs.com/career-resources/disability-employment-general/top-10-companies-for-employees-with-disabilitiesFreestockphotos.biz
http://www.freestockphotos.biz/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|