仕事をしている障害者は障害者全体の10%(インド)
2010年07月19日

インドの障害者雇用事情
インドには障害者が70万人おり、そのうち仕事をしているのはわずかに10パーセントだという。
インド政府はこの現状を重く受け止め、対策に乗り出すという。
職業の適性
インド政府は障害者の40%以上が仕事を持てるよう政令を出す予定だという。
インドでは軽度の障害者は重度の障害者にくらべて仕事にチャレンジしやすいという統計が出ている。しかしインドでは眼科に比べ耳鼻咽喉科は専門の病院が少ない。聴覚障害者の60パーセントは補聴器をつけることで障害は解消するが、残り40パーセントの重度の聴覚障害者は補聴器をつけても障害は解消しないという。
そういった環境のなかで雇用率をどう上げていくか、政府は頭をひねっている。
ほしいのは同情ではなく機会
障害者特殊学校校長
残念ながら、お子さんが障害者だと親は子供の教育を投げ出してしまうのです。もっと幼い頃から耳鼻咽喉科の専門医にかかる必要がありますね。子供の将来にとって早期発見が最善の策です。
クリスティン・ラザルス氏
彼ら障害者は同情を求めていない。彼ら障害者が求めているのは教育と訓練と雇用の機会だ。これらの機会が満足に与えられれば彼らは社会で普通に暮らすことができる。
ヘレンケラー障害者リサーチリハビリテーション研究所所長オマー・カーンさん
村レベルでもっと聴覚療法師と言語療法士を養成する必要があります。
課題は多いが、こうした現場の声に答え、障害者に機会を提供する政府の対策に期待したい。
▼外部リンク
Bipolar Disorder Today
‘Only 10 p.c. of all disabled have jobs'
http://www.hindu.com/2010/06/28/stories/2010062856870200.htmProfileKiss
http://www.profilekiss.com/
記事提供:障害者雇用インフォメーション|