2010年度障害者予算増の見通し(ニュージーランド)
2010年05月24日
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障害者の自活へ
ニュージーランド政府は2010~11年度の予算で、障害者サポートサービスに3000万ドル上乗せし、9億7000万ドルにすると発表した。さらに、今後4年にわたって9300万ドルを増やし、65歳以下の障害者サポートサービスに充てるとしている。その中には、家事とコミュニティサポートサービス(料理、着がえ、掃除、風呂補助などを含む)のための2550万ドルと、知的障害の人々のための住居のサービスのための2100万ドルも含まれている。
障害者をサポートしている企業体らは、国が予算をふやすことにより、障害者の自活を促進することになるだろうと期待している。
ルネッサンスグループのバリー・デ・グリート氏は、今現在レストハウスと呼ばれる施設に65歳以下の多くの障害者たちが暮らしているが、もし予算が増えて個人をサポートすることができれば、彼らは独立した生活を送れることになるという。
まだまだ足りない
しかし、障害者サービスに携わるサーシャ・ディラン氏は3000万ドルはほんの3.2%の増加に過ぎないとシビアな見方をしている。けれど、ないよりはましだと、一応は前向きな姿勢を見せている。
編集部 青空ひなた
▼外部リンク
Budget 2010: People with disabilities supported
http://www.nzherald.co.nz/politics/news/article.cfm?c_id=280&objectid=10646478
記事提供:障害者雇用インフォメーション|