バンクーバー五輪で発覚した過酷な労働 カナダ
2010年03月20日

五輪の現場で企業が訴えられる
カナダ・バンクーバーで開催されているパラリンピックの開会式が行われるの数時間前、サービス雇用国際連盟(SEIU)と「Sodexo」の従業員は、VANOC(バンクーバー組織委員会)に対して、冬季オリンピックの間のSodexoの行いを調査するように依頼した。
報告では、バンクーバーでの冬季オリンピックとパラリンピックの精神と成功を損なうような、開催期間中、従業員に過酷な労働を強いたという。その内容は、勤務中、従業員へのサービス残業に加え、十分な飲食物を提供しなかった。
州の雇用基準法違反の疑い
Sodexoによって雇われた、ブリティッシュコロンビア州出身の従業員は、こう語る。「私はガイドを引き受けるために雇われたが、Sodexoは私をキッチン担当に切り替えた。私はスポーツ選手の食べ物を取り扱う前に、食品の安全トレーニングを受けたいと頼んだが、Sodexoは拒否して、私をクビにした」
この内容の手紙は、VANOCに送られたといい、SEIUの研究者がSodexoの行為への調査を求めている。手紙は、Sodexoがオリンピックとパラリンピックのために雇った900人の従業員の何人かからいくつかの主張をピックアップしている。
これらの告訴では、トレーニングの所要時間、給料小切手の遅延、サービス残業、食料と水の配給制、休憩時間の不十分さと従業員に依頼した仕事で食品の安全トレーニングを提供することに関する怠慢の代償を支払うことに関する怠慢を含んでいる。
SEIUによって暴露された労働者の問題は、ブリティッシュコロンビア州の雇用基準法違反である点に注目が集まっている。
記事提供:障害者雇用インフォメーション|