障害者雇用機会提供事業 ベリー農園でも開始 豪
2010年02月14日
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障害者雇用機会提供サービスとは
オーストラリアの障害者雇用機会提供サービス。首都キャンベラにオフィスを置き、政府からの援助を受けて国内の様々な企業に障害のある人々の雇用サービスを提供している。紹介される主な業務は、梱包、組み立て、製造、リサイクル、印刷、植栽、庭仕事、造園、清掃、クリーニング、フードサービスなどだ。雇用元は障害者雇用機会提供事業者(ADE)として登録される。すでに600以上の企業が登録され、2万人以上が雇用支援を受けてきた。
ベリー農場がADEに登録
ニューサウスウェールズ州セントラルウェストのオレンジ市近郊にあるハントリー・ベリー農場は、OCTEC社が所有・運営するベリー農場。イチゴ、ラズベリー、ヤングベリー、キイチゴなどのベリー類が一般人も摘めることで人気の観光名所でもある。またアイスキャンディーやミルクセーキ、ジャムなどの原料にもなるため、オレンジ市の市場へベリーを直送している。このベリー農場が、一月末にADEとして新たに登録されたことがわかった。すでに若い男性が雇用され、業務を開始しているという。
ハントリー・ベリー農場はオレンジ市から南西へ約10分ほどの、ハントリーロード沿いにある。都市への快適なアクセスと魅惑的な周辺環境は、働くにはもってこいの場所だ。従業員は国が定めた研修を受けて多様な業務に就き、充分に満足度の高い仕事をこなして応用可能なスキルを身につけていくという。
(編集部 小川優子)
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About Australian Disability EnterprisesHuntley Berry Farm Profile▼地図
記事提供:障害者雇用インフォメーション|