BP&Co.が新しい障がい者理解を提唱し、「Inspirersステッカー」制作
2021年01月16日

障がい者の「きょうだい」映画公開をきっかけに、株式会社BP&Co.では、障がい者も健常者も、互いに「インスピレーションを与えてくれる人」という意味の「Inspirers(インスパイアラーズ)」と捉え障がい者の存在を排除するのではなく受け入れとともに生きる社会づくりを構想している。
その第一歩として、賛同する仲間の意思表示に障がい者アートを用いたInspirersステッカーを制作。2月11日映画初回上映会と同時に一般公開する。
全国1000万人の「きょうだい」の生きづらさや孤立感を解消したい
障がいをもった兄弟姉妹がいる人(健常者)をひらがなで表記する「きょうだい/きょうだい児」と言う。現在、障がい者は統計上、人口の1割程度存在し、全国には1000万人の障がい者とともに、全国1,000万人の「きょうだい」がいるという仮説がある。
「きょうだい」は、障がい者への差別偏見から、自身の境遇に口をつぐみがちだ。
しかし、「きょうだい」であるために結婚を断られる場合がある、障がい者の自立生活が難しいため「きょうだい」が親なき後の生活を助けることが暗黙に求められるなど、「きょうだい」はそれぞれ状況は違えど、生きづらさや孤立感を抱えており、社会課題となっている。
同社は 「きょうだい」が自分の人生を歩むためにも、社会の障がい者へのまなざしが変わり、共に生きるために、社会課題の解決に向けた議論が必要であると考え、Inspirersという新たな概念を提唱する。
今回、障がい者アートで社会課題解決するFUKUFUKU+(フクフクプラス)に協力のもと、障がい者のアート作品を用いたステッカーを制作した。
https://fukufukuplus.jp/about/(慶尾六郎)
記事提供:障害者雇用インフォメーション|