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日本女子大学目白キャンパスで第19回「平塚らいてう賞」贈賞式を開催

日本女子大学



 日本女子大学(東京都文京区、学長:篠原聡子)は、12月13日(土)、第19回 「平塚らいてう賞」贈賞式を目白キャンパス内の新泉山館大会議室で開催し、顕彰を受賞したDPI女性障害者ネットワーク、奨励を受賞した坂本悠愛(さかもとゆうあ) 氏、濵田真里(はまだまり)氏に対して、平塚らいてう賞の運営委員長である篠原学長から賞状と副賞賞金を贈呈いたしました。




 19回目の今回は、顕彰6件と奨励15件の応募がありました。顕彰はこれまでに際立った功績をあげた方へ授与し、奨励は研究や活動を継続的に行っている方、あるいは新たに取り組もうとしている方に授与します。今回は厳正な審査の結果、顕彰受賞1名、奨励受賞2名を決定しました。選考理由につきましては平塚らいてう賞ホームページにて公開しております。
https://www5.jwu.ac.jp/st/grp/raiteu/prize.html




 「平塚らいてう賞」は「平塚らいてうの記録映画を上映する会」のご芳志をもとに、人生を女性解放や世界平和のための活動に捧げた平塚らいてう氏(1906年日本女子大学校卒業)の遺志を継承し、男女共同参画社会の実現および女性解放を通じた世界平和に関する研究や活動に対して、顕彰と奨励をはかることを目的に創設されました。
 本賞は平塚らいてうの精神を受け継ぎ、平和で平等な21世紀の社会をつくるために行っております。今後もこれからの社会を担う多くの若い研究家や活動家の本賞への応募を期待しております。


■平塚らいてう賞選考委員長 永井暁子 あいさつ
 本年も多くの皆様にご応募いただき、誠に有難うございます。また、この賞にご賛同いただきました皆様に心から感謝申し上げます。
 平塚らいてうは、日本の思想家、批評家・評論家、作家、フェミニスト、女性解放運動家であり、母性保護論争に見られるようにらいてうの視線は社会政策へと向いていました。今回の平塚らいてう賞は、そういったらいてうの社会政策への提言に結び付く3名の方々の研究、活動に対して与えられることになりました。この賞を通して、この3名の皆様の研究、活動が社会に周知され、また、そのことによりこのような研究、活動がより一層活発になることを願っています。


■受賞スピーチ(要旨)
<顕彰> DPI女性障害者ネットワーク 代表 藤原久美子氏
研究・活動テーマ:「障害女性の複合差別解消と社会的包摂の実現」
 この度は素晴らしい賞をいただき、お礼申し上げます。
 DPI女性障害者ネットワークがこの賞を受賞したことに、大きな意義を感じます。
 障害女性は、女性差別撤廃条約に記載がなく、国内の女性施策でも認知されてきませんでした。女性が担うべきとされるケア役割を果たせないとみなされ、性のある存在として尊重されてきませんでした。その一方で、介助を必要とし就労や自立の困難さによる立場の弱さに付け込まれ、性的に搾取されてきたことは、私たちの当事者調査で明らかになりました。女性であり障害があるが故の複合的・交差的差別です。また障害女性のSRHRを否定してきた優生保護法は昨年違憲判決がありましたが、障害女性が子を生み育てることへの誹謗中傷は今も絶えません。かつて平塚自身も断種法に賛同していました。しかし過去を封印するのではなく、今こそ私たちと連帯し、優生思想と決別することを宣言して、真の女性解放をめざしていただくことを期待し、結びの言葉といたします。


<奨励> 坂本悠愛 氏(慶應義塾大学文学部人文社会学科人間科学専攻)
研究・活動テーマ:「地方出身女子学生のためのシェアハウスの運営」
 私はこれまで、地方出身女子学生の進路の選択肢を広げることを目標に活動してきました。企業と協業で都内の空き家をリノベーションし、地方出身の女子学生を対象とした安価なシェアハウスを運営しています。経済格差、地域格差、性別による違い、これらの複合的な要因により、地方出身の女性が上京する際の障壁は高くなります。実際私は、埼玉にある親戚宅を頼ることができたおかげで、大阪から上京することができました。しかし私たちの活動は、上京することが最も正しいと主張するものではありません。そもそも「上京」が進路の選択肢にない学生が多く存在することこそが問題だと考えています。すべての女性が自由に未来を選び、自分の可能性を輝かせられる社会を創りたい。今日の受賞を力に、これからも全力で挑み続けることをここに誓います。このたびは、平塚らいてう賞という身に余る光栄な賞を賜り、心より感謝申し上げます。


<奨励> 濵田真里 氏(お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科ジェンダー学際研究専攻博士 後期課程)
研究・活動テーマ:「政治分野におけるハラスメントの実態と構造分析」
 このたびは平塚らいてう賞奨励賞という光栄な賞を賜り、心より御礼申し上げます。私はこれまで、女性議員や立候補者が直面するハラスメントの実態と、その背景にある構造的要因の分析に取り組んでまいりました。議会は市民の声が反映されるべき場でありながら、女性の政治参加には依然として多くの障壁が存在し、女性議員比率の低さは長年の課題です。こうした状況に対応するため、5年前に「Stand by Women」を設立し、相談対応、ハラスメント防止研修、条例制定支援などの活動を続けてきました。日本では初の女性総理大臣が誕生し、女性の政治参画をめぐる議論は新たな局面を迎えていますが、現場には今なお改善を要する点が残されています。今回の受賞は、研究と支援の双方に取り組む私にとって、大きな励みとなるものです。今後も、誰もが安心して政治に関われる環境の実現に向け、学術と実践の両面から引き続き貢献してまいります。


【日本女子大学について】
日本女子大学は、日本初の組織的な女子高等教育機関として創立し、2021年に120周年を迎えました。私立女子大学唯一の理学部を有し、文理融合の教育環境をもつ女子総合大学です。「私が動く、世界がひらく。」のタグラインのもと、自ら学び、自ら行動し、新しい価値を創造できる人材を育てています。昨年度は「建築デザイン学部」を開設し、今年度には「食科学部」を開設しました。さらに2026年度に文学部2学科の名称変更を予定し、2027年度には「経済学部(仮称)」の開設(構想中)、2028年度には「ファッションデザイン学部(仮称)」および「人間科学部(仮称)」の開設(構想中)と、継続して大学改革を進めていきます。詳しくは、 https://www.jwu.ac.jp
をご覧ください。

▼本件に関する問い合わせ先
学校法人 日本女子大学 法人企画部 広報課
住所:〒112-8681 東京都文京区目白台2-8-1
TEL:03-5981-3163
メール:n-pr@atlas.jwu.ac.jp


【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

記事提供:Digital PR Platform

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