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山口県「長生炭鉱落盤事故犠牲者」の遺骨収集を

2024年07月17日

 1942年2月3日朝、山口県宇部市沖の海底炭鉱「長生(ちょうせい)炭鉱」の海岸坑口から1キロ以上沖の坑道で落盤があり、183人が生き埋めになり亡くなった事故から82年。遺骨は海中に残されたまま今日に至っている。

 日本による朝鮮半島植民地時代で、亡くなった労働者の137人は半島出身者という。15日、1992年から事故日に合わせ、毎年韓国から遺族を招いて追悼集会を催している「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」が政府による遺骨収集と遺族への返還、原因調査をしてもらうための突破口に「民間の力で口坑を開け水中ドローン・潜水調査など遺骨調査に政府が協力せざるを得ない状況を作りたい」とクラウドファンディングを始めた。

 同会は「今年坑口が開けば、183名(うち朝鮮人135名)の眠る海底炭鉱に82年ぶりに地上の光が差し込みます。遺骨調査も可能になります。まず多額の工事・事業費が必要。予算は800万円と計算しています。歴史的な取り組みを支えるためクラウドファンディングを日本と韓国で行います」と呼びかけ。

 「クラウドファンディングのサポーターに長生炭鉱犠牲者の韓国人ご遺族も60名が名前を連ねています。ぜひ私たちと一緒に、ご遺族と一緒にクラウドフアンディングに参加し伴走してください」としている。

 また政府に対し「私たち市民が坑口を開けます。日本政府は韓国政府とも協力し、遺骨調査・発掘に動いてください」と求めている。

 亡くなった労働者の中には強制的に働かされた人もいた。クラウドファンディングを呼びかける同会HPで紹介された「事故で亡くなったキム・ウォンダル(享年27)さんが故郷の母に送った最後の手紙」ではその一端が赤裸々に綴られていた。以下、その内容。

 「お母さん、私は今、山口県というところで炭鉱の仕事をしています。海の下に坑道が通っていて、海の上を通る漁船のトントンという音も聞こえてくるほどのとても危険な場所です。でもどんな手段を使ってでも、必ず脱出するつもりです。心配しないでください。脱出すりにも、とても難しいです。垣根は3メートル程の厚い松の板で囲ってあり、その外側をぎっしりと鉄条網が張り巡らされています。その囲いの中にある宿舎は、まるで捕虜収容所のようなところです。警備も厳しく、一切の自由もなく、外出もできない拘束の中で生活しています。出入り口の門には、武装した警備員たちが厳しく見張っています。体の具合が悪いからと言って、その日の仕事を拒否でもすると、動物以下の扱いを受け、暴力を振るわれ、食事もろくにもらえず、空腹で過ごす日々が多くあります。(略) いずれにしろ、必ず脱出して、必ずお母さんのところに帰ってきます」とある。(編集担当:森高龍二)

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