2024年09月25日
旧統一教会と自民党との組織的関係について旧統一教会問題を追及し続けてきた有田芳生・元参院議員は23日までに「自民党は組織として統一教会の支援を受けてきた。2013年、16年は北村経夫候補だが、2004年、2010年には山谷えり子候補が支援を受けていたことが教団の内部文書で明らか」とXで指摘。
有田氏は「岸田文雄総理や自民党執行部の『組織的関係はない』という言い訳は、いまさらだが、通用しない」と発信した。
保坂展人東京都世田谷区長は有田氏の投稿を紹介しながら「こうした『組織的な深い関係』が『選択的夫婦別姓』への絶対反対、『LGBTQ差別禁止法』への妨害と介入などで政治的結果をつくり出していることに注目すべき」とXで発信。
保坂氏は「自民党総裁選9人の討論を聞いていても、『保守派』を自認する候補は、今後とも同様の役割を果たしていくことが予想される」と警鐘を鳴らした。高市早苗候補など右傾タカ派は徹底して選択的夫婦別姓に反対している。
旧統一教会や関連団体から組織的支援を受けていたとみられる一例に自民党が歴史的大敗となった2009年8月30日の衆院選翌年に実施された参院選挙でもうかがえる資料を有田氏は示している。旧統一教会関連団体会合で示された資料には「山谷(えり子)先生、安倍(晋三)先生なくして、私たちのみ旨は成就できません」とある。
一方で「対策上、直接山谷事務所に連絡することはやめてください」との記述や「(●さんも)自民党の先生方を集めた全国教育問題協議会の事務をしている関係上、名前を変えています」と記すなど関係性が表面化しないようにしていた様子もうかがえる。旧統一教会と自民党の関係性は自民党に再調査の姿勢がない限り、第3者機関で検証する必要があるだろう。(編集担当:森高龍二)
記事提供:EconomicNews
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