2024年10月10日
自民党は9日、今月15日公示、27日投開票で実施される衆議院解散・総選挙で自民党派閥の組織裏金づくりの当該議員で立候補予定の49人のうち、11人と元議員で立候補予定の1人の12人を公認しないと発表した。また「裏金議員」は小選挙区で公認の場合、比例代表との重複はさせない。
一方、今回の対応では5年間での裏金額が1564万円と51人中10番目に多かった杉田水脈衆院議員(比例中国)、同じく1408万円と11番目に多い宗清皇一衆院議員(比例近畿)らは非公認からは外れた。なぜ外したのか、石破総裁の説明が求められよう。
今回公認しないとされた議員は裏金額の多かった順に、三ツ林裕巳元内閣府副大臣(埼玉14区)萩生田光一元経済産業大臣(東京24区)中根一幸元外務副大臣(比例北関東、今選挙での出馬予定選挙区は埼玉6区)平沢勝栄元復興大臣(東京17区)。
菅家一郎元復興副大臣(比例東北、福島3区)小田原潔元外務副大臣(東京21区)高木毅元復興大臣(福井2区)細田健一元経済産業副大臣(新潟2区)西村康稔元経済産業大臣(兵庫9区)下村博文元文部科学大臣(東京11区)越智隆雄元内閣府副大臣(比例東京)。元衆院議員の今村洋史東京9区支部長(今選挙は東京9区)。このうち、越智氏は9日までに出馬しない意向を示している。
非公認となるとビラは公認に比べ4万枚少ない7万枚。ポスターも選管設置掲示板のみ。政党設置掲示板(最大1000枚)が使用できなくなる。政見放送では演説できず、経歴のみになる。当然、党からの公認料はないので選挙資金でも影響を受ける。(編集担当:森高龍二)
記事提供:EconomicNews
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